複数選択が容易にできるメール

 メールアプリもよく作り込まれており、アップルらしさを堪能できる。縦置き時は本文表示のみの表示でiPhone/iPod touchにも似ているが、左上のボタンを押すとポップアップでメールのリストが表示される。横画面での表示は、先ほど紹介したGmailと同じ2ペイン。気が利いているのが、メールを複数選択して別フォルダーに移動したり、削除するときの動作だ。メールにチェックを入れるたびにそのプレビューが重なるように表示され、「削除」や「移動」を押すと、そのフォルダーめがけてメールが飛んでいく。こんな細かい遊び心が、iPadを楽しくしてくれる。

 ルールに従ってメールを振り分けたり、複数の署名を使い分けるといった、パソコンでは多くのメールソフトが対応しているような便利機能はついていない。あくまでメーンとなるメールソフトはパソコンにあり、リビングなどでちょっとメールを確認したいときに使うもの、という割り切った仕様だ。初期状態の署名が「iPadから送信」となっているのも、「いまパソコンじゃないから用件のみで失礼」というニュアンスを感じる。

 とはいえ、秋に登場予定の「iOS 4」ではメールアプリの機能強化も予告されており、一つの受信箱に複数アカウントのメールをまとめて表示したり、Gmailのようにメールのやりとりをひとまとめにするスレッド表示などができるようになる。

メールを複数選択して移動/削除するときのアニメーションが楽しい。ついメールを消しすぎそうになる(画像クリックで拡大)

画像、PDF、Word、Excelといった添付ファイルはメールアプリ上でプレビューできる。さらに別のアプリで開くことも可能(画像クリックで拡大)