6月4日発売の日経トレンディ7月号「最新テレビの実力」では、薄型テレビについてのあらゆる情報を網羅。特に注目を集めているのが「3Dテレビ」だ。

 3D映画『アバター』大ヒットの余韻も覚めやらぬ4月、パナソニックがフルHD対応の3Dテレビ「3D VIERA」を発売。ソニーやシャープなども追随し、今年のテレビ市場は3Dが主戦場になりそうだ。

 現在3D映像に用られているのは両眼視差を利用したもの。目に映るモノの映像は左右で異なっており、人はこの差から物体や風景などの奥行きを判断している。3D映画やテレビは特殊なメガネを装着し、左右の目に違う映像を送り込むことで立体を作り出している。左右それぞれの目と物体を結ぶ角度は輻輳角(ふくそうかく)と呼ばれ、角度が大きいほど映像は飛び出し、小さいほど奥行きのある映像になる。

 ひと言でまとめると、3D映像とは平面の映像を立体に見せる“錯覚”を利用している。では、3Dテレビを見続けることで、目や脳へのダメージはないのだろうか、気になるところだ。

 業界団体である3Dコンソーシアムは「3DC安全ガイドライン」の最新版を4月に公開。3Dテレビの視聴にあたり、「両目を水平にして見る」「低年齢層へ配慮する」などの指針を設けており、まずはこれが大前提になる。特に、子供は立体を認識する脳の発達の確立が5~6歳といわれ、ガイドラインでは子供が視聴する際の配慮を呼びかけている。

3D VIERAの取扱説明書にも「5~6歳以上が視聴の目安」との注意書きがある(画像クリックで拡大)