前回はビジネスユーザー向けの注目機能「XPモード」を取り上げた。今回は一般ユーザー向けの注目機能「リモートメディアストリーミング」を取り上げたい。自宅のパソコンの音楽や動画を外出先のパソコンで遠隔再生できるネットワークを活用したAV機能だ。ネットワークの話が絡むため難しそうだが、実際にやってみると非常に簡単で面白い。

 年末年始で帰省する人は、実家で試してみてはどうだろうか。実家のパソコンを設定すれば、子供や家族の動画を実家の親と簡単に共有できる。

 設定方法から詳しく見ていこう。

リモートメディアストリーミングとは

 リモートメディアストリーミングとは、パソコンに保存してあるメディアファイル(音楽、動画など)を、インターネットを通して別のパソコンで再生する機能だ。ストリーミングは動画配信やネットラジオなどで使われている技術で、これを個人でも使えるようにした。ファイルをコピーするわけではないので、メディアファイルを再生したパソコン側にファイルは保存されない。保存容量の確保が必要ないため、記憶装置にSSDや容量の少ないHDDを搭載したモバイルノートでも使えるのがメリットだ。

 ただし、地上デジタル放送の録画番組など著作権保護のかかった動画は外部から見られない。Windows Media DRMで保護された音楽コンテンツなどは再生可能だ。

 リモートメディアストリーミングのように、自宅のパソコンに外部からネットワーク経由でアクセスできるNASやアプリケーションは多い。利用経験があれば、ファイアウオールやルーターの設定変更など、面倒な作業が多いことをご存じだろう。リモートメディアストリーミングは、同社のクラウドサービス「Windows Azure」と「.Net Service」という機能を使うことで、これらの煩雑な作業を極力減らしている。ルーターの設定変更も不要。ファイアウオールがあっても利用できる。