キングジム

ポメラ DM20

実売価格:2万9800円

発売日:2009年12月11日

 文庫本サイズのコンパクトさながら、乾電池駆動でノートパソコン顔負けのキーボードを搭載。しかも、キーボードを使ってテキストでメモをとるだけという潔さが人気を博した、キングジムの“ポメラ”こと「DM10」。そのポメラの上位機種として新たに投入されたのが「DM20」である。

 果たして、DM20は従来と比べどのような点が進化しているのだろうか。DM10を発売日に購入し、現在でも取材や執筆にフル活用している筆者が、従来との違いについて迫ってみた。

大型化し、視認性が高まったディスプレイ

 まずはDM20の外観から見ていこう。前機種のDM10とサイズを比べてみると、折り畳んだ状態ではDM10が100(D)×145(W)×30(H)mm、重さ340gであるのに対し、DM20が100(D)×145(W)×33(H)mm、370gとなっている。厚さが3mmほど増しているものの、サイズはほとんど変化していない。

 だが、ディスプレイは大きく変わった。DM10のディスプレイは4インチのTFTモノクロ液晶であったが、DM20はこれが5インチに拡大されているのだ。“たった1インチの差”と思うかもしれないが、写真を見てもらえば分かる通り、手のひらサイズの機器で1インチ違うというのは、かなり大きな違いであることが分かるだろう。

 画素数はVGA(640×480ドット)と変わっていないが、ディスプレイの大型化によって視認性が大幅に向上し、文字も非常に見やすくなった。この見やすさを生かしてか、文字サイズも3段階から7段階に変更。より大きな文字で見やすく表示したり、小さい文字で文章全体を確認したりするなどの使い方ができるようになっている。

D20(左)とD10(右)のディスプレイ比較。1インチの違いながら、D20のディスプレイの方が見やすくなっているのが分かる(画像クリックで拡大)

文字サイズも7段階に変更可能。12×12ピクセルにするとかなり細かくなるが、文章全体の流れを把握するのには便利だ(画像クリックで拡大)