日産のフラッグシップモデル、新型「フーガ」(画像クリックで拡大)

 日産自動車は2009年11月19日、フラッグシップモデルの高級セダン「フーガ」をフルモデルチェンジして発売した。エンジンは3.7Lと2.5Lの2種類で、2.5Lモデルはエコカー減税に適合、車両本体価格は399万~550万2000円。

 新型フーガは、04年10月発売の初代フーガの後継モデル。欧州の区分ではEセグメントに属する大型セダンで、国内ではトヨタ「クラウン」「クラウン マジェスタ」、海外では「メルセデス・ベンツEクラス」「BMW 5シリーズ」「レクサスGS」などが競合モデルになる。

先代モデルよりも全幅を40mm拡大、全高を10mm下げて安定感を強調。ボディーサイドのキャラクターラインをリアホイール部分で跳ね上げて、勢いを演出(画像クリックで拡大)

「筆の勢い」をイメージした形状のヘッドライト。LED方式のリアコンビネーションランプはU字型に発光する(画像クリックで拡大)

 北米をはじめとする海外では、フーガは日産の高級車ブランド「インフィニティM」として販売されている。開発責任者の日産自動車 商品企画本部 商品企画室 チーフプロダクトスペシャリスト、大澤辰夫氏によれば「北米でインフィニティは『走行性能が高い』というイメージが浸透していて、特にBMWと比較されることが多い」という。先代モデルはクラストップの居住性を誇り、米国のメディアでも高く評価された。

 新型フーガももちろん、インフィニティMの次期モデルとしてグローバルでライバルたちと戦える品質を目指して開発された。「ドイツ製高級車にはメカニカルな良さがある。我々は好評価を得ている走行性能に加えて、『艶(つや)』や『華やかさ』といった、日本的な高級感を訴求していく。その方向性を明確にした第一弾が、今回の新型フーガです」(大澤氏)。

新型フーガ(左)と従来モデル(右)。新型はFRセダンらしさを強調するロングノーズのプロポーションになった(画像クリックで拡大)

新型フーガ(左)と従来モデル(右)。新型はフェンダーの盛り上がりが大きくなり、複雑な面構成の外板パネルによって、光と陰の抑揚を見せている(画像クリックで拡大)