32ビット版と64ビット版を比較

 32ビット版と64ビット版でそれぞれ起動時間やソフトの実行速度を計り、その差を調べてみた。今回は2GBのメモリー(DDR2-800)を4枚用意し、メモリー容量を2GB~8GBに変えながらテストした。テスト結果は7回測定して平均の値を算出している。パソコンのスペックは、CPUがPentium E6300(2.8GHz)、HDDはシリアルATA接続の320GBのものを使用している。

 まず、Windowsのインデックスのスコアで比較してみよう。同じメモリー容量の場合、64ビット版よりも32ビット版の方がメモリーのスコアが高かった。8GBを搭載すると32ビット版を上回った。

32ビット版、メモリー4GB。メモリーのスコアが64ビット版、メモリー4GBよりも高い(画像クリックで拡大)

64ビット版、メモリー4GB。プロセッサ(CPU)のスコアは32ビット版より高いが、メモリーのスコアは低い(画像クリックで拡大)

ベンチマークテストで比較

 次に、色々なベンチマークソフトを実行してみた。

・CINEBENCH R10

 CPUのベンチマークテストによく使われる、3Dグラフィックスのレンダリング時間を測定するソフト。スコアが高い方が高性能となる。64ビット版のWindows7に対応する。

レンダリングではシングルCPU時、マルチコアCPU時ともに64ビット版の方が高い結果を示した

・PassMark PerformanceTest 7.0

 CPUやメモリー、グラフィックス性能など、パソコンの総合性能を測定するベンチマークソフト。64ビット版のWindows 7に対応する最新バージョンを使用した。

CPUとメモリーのテストで64ビット版が高いスコアを示した。CINEBENCHの結果と合わせて考えてみると、同じCPUでも32ビット版より64ビット版OSの方が、より高いパフォーマンスを発揮できると言えそうだ。また、グラフィックス性能やHDDのパフォーマンスについては32ビット版と64ビット版で差がほとんどない。原因は不明だが、64ビット版の方が32ビット版を若干下回るケースもあった