インタビューは続々と追加される!

 続いて「来年公開予定の劇場版のプロモーションのためのコンテンツ」を見ていこう。メインメニューからヴィジョネアが開発した「BD Explorer」と呼ぶブラウザーを起動することでさまざまなコンテンツが楽しめる。例えば、次回作の制作が進行するにつれて明らかになる最新情報や、スタッフ、キャストが語る制作秘話などのインタビュー映像、予告編などを随時公開するという。

キャストやスタッフのインタビューが楽しめる。最新作の制作が進むにつれて、どんどんインタビュー映像が追加されるという
(C)2009 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会(画像クリックで拡大)

 このほかにも、期間限定コンテンツとして選りすぐりの歴代エンディング曲が視聴可能。しかも曲と同時に流れる映像は、映画と違ってテロップが表示されないノンテロップバージョンとなっている。まるでプロモーションビデオを見ているようだ。ブルーレイ発売当初は、倉木麻衣さんの「PUZZLE」が第一弾として視聴できる。

歴代のエンディング曲が視聴できる。第一弾は倉木麻衣さんの「PUZZLE」
(C)2009 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会(画像クリックで拡大)

 かなり充実した追加コンテンツだが、問題はやはり購入者がわざわざディスクをプレーヤー/レコーダーに挿入してまでアクセスしてくれるかどうか。そもそもAV機器をネットに接続しているのが少数派なのも気になるところ。購入者を呼び込むためには、プレゼントなども重要だが、ファンの琴線に触れるコンテンツをどの程度の頻度で更新できるかにかかっている。大きな更新は月に1回程度と、小学館は話すが、投稿コメントを含めてもう少しまめに更新する必要もありそうだ。なお「BD-Liveメンバーズ」と呼ぶサービスに登録すると、メールでコンテンツの更新情報を送ってもらえるので、せっかくディスクを入れたのに更新されていない、という事態は避けられる。

 BD-Liveまだまだこれからの機能で、アイデア次第で購入者を楽しませる方法をたくさん提供できそうだ。実際、今回のBD-Liveのシステム開発などを担当したヴィジョネアでは、有料の映像配信も可能と話す。今後、どのような面白い追加コンテンツが登場するか、そして購入者を中心としたコミュニティにまで発展するか、『漆黒の追跡者』の売れ行きとともに注目しておきたい。

(文/渡貫幹彦=日経トレンディネット)