ソニー

VAIO Xシリーズ
VPCX118KJ/B


実売価格:11万円前後

発売日:2009年10月22日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・13.9mmの極薄ボディー
・765gの軽量ボディー
・11.1型ワイドの見やすい液晶ディスプレイ
・約10時間のバッテリー駆動時間
・ワイヤレスWANモジュールを標準装備
・落ち着いたデザインで質感の高いボディー
・VAIO Pシリーズ
・Inspiron Mini 12

 ソニー渾身の1台ともいえるモバイルノートが登場した。14mmを切る薄さと最軽量時655gという軽さが特徴の「VAIO Xシリーズ」だ。ネットブックより一回り大きい11.1型ワイド液晶を備えながら、この薄さと軽さを実現しているのだから驚きだ。

 標準バッテリーで約10時間、オプションの「Xバッテリー」装着時で約20.5時間の長時間バッテリー駆動が可能なのも驚異だ。同じAtomを搭載するミニノート「VAIO Pシリーズ」やネットブック「VAIO Wシリーズ」とは違う、ビジネスにも使える本格的なモバイルノートに仕上がっている。注目の1台を早速チェックしていこう。

13.9mmの超薄型ボディーに、高い拡張性を確保

 VAIO Xを手にしてまず驚くのが薄くて軽いことだ。重さは標準バッテリーを搭載する店頭販売モデルが約765g。VAIOオーナーメードモデルで軽量(S)バッテリーを選択すれば約655gとなり、10型以上の液晶を搭載するノートパソコンとしては世界最軽量だ(ソニー調べ)。

 ネットブックは1kg台前半のものが多いので、その約半分から2/3程度の重さだ。実際に手にしても、数値以上にずっと軽く感じられる。バッテリー駆動時間が約2倍になるXバッテリーを搭載しても重さは約1065gだ。ネットブックと同等か、それより軽いぐらいだ。厚み13.9mm。最薄部で13.9mm以下のモバイルノートはあるだろうが、最厚部でこの薄さなのだから驚異的だ。

11.1型ワイド液晶を搭載。平面サイズ(フットプリント)は10型クラスの液晶を搭載するネットブックよりやや大きい(画像クリックで拡大)

厚みと重さはネットブックの約半分だ。厚みの内訳は、液晶部分が約3.85mm、本体側が約9.6mm。両面実装より難しいという、片面実装基板がこの薄さを生んでいる(画像クリックで拡大)

 この薄さにもかかわらず、ビジネスシーンで必要不可欠なLAN端子とアナログRGB端子(外部ディスプレイ接続端子)を搭載している。LAN端子は開閉式のキャップを使って、留め具部分と堅ろう性を確保している。壊れやすそうに見えるが、無理な力が加わるとキャップ外れて破損を防ぐ仕組みになっている。

 アナログRGB端子もVAIO Xのために新規開発したものだ。端子の縁が本体の底面とまったく同じ高さになるように縁の部分の厚みなどを調整した。USBポートは左側面に2基配置する。このほかヘッドホン端子、メモリースティックデュオスロットとSDメモリーカードスロットを手前に備える。本体の厚みを考えると、よくこれだけのインターフェースを詰め込んだと感心させられる。

開閉式のギミックを持つLAN端子(画像クリックで拡大)

アナログRGB端子を、本体ギリギリに収めている。薄型ということならHDMIでもいいように思えるが、ビジネスシーンではアナログRGBを使うケースが多いことから、新開発して装備した(画像クリックで拡大)

ネットブックとほぼ同等の拡張性をもつ。USBポートが2基なのは少し物足りないが、ワイヤレスWANかWiMAXモジュールを内蔵できるので、その端末を取り付ける必要はない(画像クリックで拡大)

 これだけ薄くて軽いと堅ろう性が心配になる。ネットブックやCULVノートと呼ばれる10万円前後のモバイルノートは、コストダウンのため堅ろう性の低いものが多い。しかし、VAIO Xは、天板に樹脂製の特殊シートをカーボンファイバーでサンドイッチしてねじれに強い「ハイブリッドカーボン構造」とした。パームレストにも一枚のアルミニウムを採用して高い堅ろう性を確保している。また、同社のほかのモバイルノートと同様、150kgf平面加圧振動試験などをクリアしている。きゃしゃに見えるが、20万円クラスのモバイルノート並みの堅ろう性を持っており、安心して持ち歩けそうだ。