「デザイン」と「写真ビューワー」では“一勝一敗”

 まず、タッチパネル型デジカメの一番の長所であるデザイン性だ。ソニーTX1は近未来的、ニコンS70はレトロ的と、デザインの方向性はかなり異なるように見える。ただし製品サイズでは、ソニーTX1は厚さ16.5mmと、厚さ20mmのニコンS70に比べてかなり薄いのが魅力だ。また画面表示やメニューアイコンは、ニコンS70よりもソニーTX1のほうがデザインが作り込まれているように見えるのは否めない。この点では、ソニーTX1に軍配が上がる。

 次に写真ビューワー機能だ。まず、ニコンS70は色鮮やかに画像を表示できる有機EL画面を搭載しているが、ソニーTX1に比べると、表示画質が特段優れている感じではなかった。ただし3.5型画面いっぱいに画像を表示できるニコンS70のほうが、写真ビューワーとして適しているのは確かだ。

 また画像を拡大縮小するときには、二本指で拡げる・つまむという直感的なマルチタッチ操作ができると、操作の自由度が上がって閲覧しやすい。確かにiPhoneと比べると反応が多少遅かったり、指の動きを認識しにくいこともあるが、許容範囲内。写真ビューワーとしてはニコンS70のほうが優れていた。

左がニコンS70、右がソニーTX1。手に持つと、写真で見る以上に厚みの差を感じる(画像クリックで拡大)

有機EL画面を搭載したニコンS70(左)のほうが、空の青みが強く表示されている。ただし、ソニーTX1と比べて表示画質が大きく上回っているとは感じられなかった(画像クリックで拡大)

ニコンS70では、二本指で拡げる・つまむという動作で、簡単に画像の拡大縮小ができる(画像クリックで拡大)