発売中の「日経トレンディ」10月号では、新トレンドになりつつある「タッチパネル型デジカメ」を評価する記事を掲載。誌面ではキヤノン、ソニー、ニコン(試作機)、富士フイルムのデジカメを比べ、画質面も加味してキヤノン「IXY DIGITAL 930 IS(イクシ デジタル930 IS)」に軍配を上げた。だがデザインという点では、薄くてスリムな機種も人気は高い。そこで今回は視点を変えて、同じスリム型で評価が良かったソニーとニコンの2機種を、より深く比較評価する。

「デジカメの未来」を担うのはソニー、それともニコン?

 今年のデジカメ市場では、タッチパネルを搭載した機種がトレンドになりつつある。例えばキヤノンは「IXY DIGITAL 930 IS(イクシ デジタル930 IS)」、富士フイルムも「FinePix Z300(ファインピックスZ300)」と、同社としては初のタッチパネル型デジカメを発売した。

 ソニーとニコンも、既存機種の全面改良に踏み切った。ニコンはiPhoneなどと同じく二本指を使ったマルチタッチ操作ができるようにし、有機EL画面も搭載した「COOLPIX S70(クールピクス S70)」を発売。またソニーは、暗い場所で撮影したときの画像ノイズを従来の2分の1に減らせる撮像素子を新たに開発。タッチパネル型機種「Cyber-shot DSC-TX1(サイバーショットDSC-TX1)」に搭載した。

「クールピクス S70」(画像クリックで拡大)

「サイバーショット DSC-TX1」(画像クリックで拡大)

 最近のコンパクトデジカメは、消費者の購買意欲をそそる機能が少ない。今年の販売台数も、前年に比べて10%近く落ち込む見通しだ。ではタッチパネルという新機軸によって、今後のデジカメ市場は再び活性化するのだろうか。

 そこで今回は、同じスリム型のデザインで、価格も同じ4万3000円前後、また日経トレンディ10月号でも評価が比較的高かったソニー「サイバーショット DSC-TX1」とニコン「クールピクス S70」とを比較。各機種の実力と、タッチパネル型機種の可能性を深く探った。

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