初代iPhone 3Gが発売されて約1年が経過し、iPhone 3GSの新たな勢いもあって着々とユーザーを増やしつつあるiPhoneシリーズ。だが“全部入り”──つまりFeliCa(おサイフケータイ)、ワンセグ、音楽プレーヤー、GPS、動画再生機能など、さまざまな機能がてんこ盛り──の国内メーカー製ケータイを使い慣れたユーザーにとっては、たとえ音楽や動画再生機能などはiPhoneシリーズの方が上等だとしても、あと一歩の物足りなさを感じるに違いない。

 その中でも上位に入るのが「おサイフケータイ」と、「ワンセグ」だろう。メールは顔文字にも対応し、SMSに加えて新OS(iPhone OS 3.0)ではMMSにも対応した。そこでソフトバンク孫社長の肝いりで、iPhoneの弱点とされたバッテリー持続時間とワンセグ視聴&録画機能(録画機能は09年6月のアップデートで対応)を加えた「TV&バッテリー」(ソフトバンクオンラインショップ価格9840円)が2009年1月に登場。

 おサイフケータイは日本独自規格のためiPhoneへの搭載は絶望的とはいえ、TV&バッテリーでバッテリーが長持ちしてテレビも視聴・録画できるのだから万々歳……と言いたいところ。だが、1万円程度の周辺機器で、そこそこかさばる機器を持ち歩くというのは、一般ユーザーにとって敷居が高いに違いない。

 そんな中で、アイ・オー・データ機器が2009年8月に発売したのが、パソコン向けワンセグチューナー「SEG CLIP GV-SC310」だ。

アイ・オー・データ機器が2009年8月に発売したWindowsパソコン向けワンセグチューナー「SEG CLIP GV-SC310」。同社の直販価格は5980円(画像クリックで拡大)

 iPhoneに便利な周辺機器だというのに、パソコン向けのモデルというのは矛盾しているように見える。だがこのモデル、「iPhoneでどうしてもテレビを楽しみたい!」という人にぴったりの機器となっているのだ。

本体サイズは幅18×奥行き70.3×高さ8.4mm(本体のみ、突起物含まず)。質量は約14g(ロッドアンテナ含む)の小型軽量。ノートパソコンのほか、デスクトップパソコンでも利用できる(画像クリックで拡大)