大手量販店ではLED電球の専用コーナーを設置している(撮影協力/ビックカメラ 有楽町店本館)(画像クリックで拡大)

 省エネと長寿命で注目されるLED照明。最近、にわかに注目されているのが、一般電球形LED電球(以下、LED電球)だ。今、使っている照明器具の電球ソケット(E26口金)にそのまま挿し込んで使えるので、LEDの省エネと超寿命を手軽に享受できる。

 実はLED電球自体は以前からも売られていた。それが、今盛り上がりを見せているのは、6月11日にシャープが従来の約半額となる製品でLED電球市場に参入したからだ。これまで実売価格で7000~8000円していたLED電球を、一気に4000円以下で提供することを明らかにしたインパクトは大きかった。これに対して、6月22日には以前からLED電球を販売していた東芝ライテックも価格を大幅に引き下げた新製品を発表。量販店側の期待も大きく、専用売場を設置するなど、売り込みに力を入れている。

価格面では既に白熱電球と同じレベル

 LED電球のメリットとしてまず挙げられるのが、省エネ、つまり電気代の節約だ。シャープの試算によれば、消費電力が4.1WのLED電球と従来の40W形白熱電球を比べた、電気代1円あたりでの点灯時間は、それぞれ約11時間と約1.14時間になる(算出方法などはシャープのサイトを参照)。実に10倍近い開きがある。24時間点灯してもわずか2.16円で済む。詳しくは後述するが、実際には4.1WのLED電球は、40W形白熱電球と比べるとやや暗いのだが、この価格差は圧倒的といえる。庭などの常夜灯などに使えば、その恩恵がかなり受けられるはずだ。

LED電球と白熱電球の電気代の比較。シャープのホームページより

 続いてのメリットは長寿命。LED電球の寿命は一般的に約4万時間となっている。白熱電球は1000時間、長寿命をうたう蛍光灯タイプの電球でも6000時間なので、こちらの差も圧倒的。ちなみに、LED電球は白熱電球に比べて、実売価格で3500円以上も高いのだが、4万時間使うことを考えると、単純計算だがLED電球の3680円に対して、白熱電球は3800円と、長い目で見れば買い替えの面倒もなく、価格面でも既にお得だ。

●LED電球とほかの電球の寿命と価格の比較

種類 消費電力 寿命 実売価格
(4万時間使った場合の価格)
LED電球(LEL-AW4L/2) 4.1W 4万時間 3680円(3680円)
蛍光灯タイプ(EFA10EL/8-R) 8W 6000時間 880円(5867円)
白熱電球(LW100V36W) 36W 1000時間 95円(3800円)

※東芝ライテック製の40W相当品、電球色タイプで比較

 このほか、リモコンで光の色を変えられる「調色機能」付きの製品がある点もLED電球ならではのメリット。色温度が変えられるので、電球色と昼白色を好みによって変えられる。シャープが9月1日に発売する予定で、実売価格は約8000円とやや高いが、昼間は昼白色で、夜は電球色といった使い分けができるのは便利だ。