京セラやエイビットも「XGP」関連を展示

 ウィルコム以外にも、京セラやエイビットがXGP関連の展示を行っていた。京セラは基地局、エイビットはエアプロトコルアナライザやWavesatとともにベースバンドチップの開発を行っている。

 エリア限定サービスで提供されているNECインフロンティア製「GX000N」に搭載されているベースバンドチップでは、65nm(ナノメートル)プロセスで製造されているとのこと。現在は、256QAMには対応しておらず、その分、省電力性や安定性に優れているというが、さらなる省電力化や安定性の向上が課題だとのこと。

XGP関連の展示を行っている京セラ(左)およびエイビット。XGPエアプロトコルアナライザ「XG001」では会場内に3基設置されたといううちの稼働している1基の基地局を検出していた(画像クリックで拡大)

現行PHSの新しい試みも展示していたエイビット

 エイビットでは、現行PHSに対応した新しい製品についても展示していた。まず、子供やお年寄り向けに開発したという2台の対になる端末のみで通話が可能な「ペアフォン」のプレゼンテーションを行っていた。単3乾電池3本で動作し、通話・終話ボタンを音量調節ボタン、電源ボタン、防犯ブザーレバーのみというシンプルな端末。

 さらに、ウィルコムが富士通とともに法人向けノートパソコンのセキュリティソリューションに利用されているminiPCI対応PHSモジュールを展示していた。また、このminiPCI対応通信モジュールを利用できるデジタルフォトフレーム/デジタルサイネージデバイス「INFORMATION WINDOW」が「開発中」として展示していた。

 ほかには、過去の展示会場でも公開されていたW-OAM type G対応W-SIMなども展示。例えば、昨年のワイヤレスジャパンで展示されていた小型PHS端末「ストラップフォン」も、ベースバンドチップをAX30Pシリーズに変更。ウィルコムと「モデム機能に対応するなど高機能化して販売できないか」協議中とのことだった。

ペアフォンでは、子供によるデモンストレーションを行っていた。発信および着信時に、音楽だけでなく、子供がなじみやすいようにアニメの声優による着声を使用しているという(画像クリックで拡大)

デジタルフォトフレーム「INFORMATION WINDOW」は“Coming Soon”となっていた。バッジ型PHS端末「インテリジェントバッジ」やBluetooth対応ルーター「Bluetoothトランスポンダ」、W-OAM type G対応W-SIM、W-OAM type G対応PHSチップセット「AX30Pシリーズ」などもあった(画像クリックで拡大)