ウイスキー、11年ぶりの増産へ

 ブームを仕掛けているのはサントリーだ。昨年秋から女優の小雪やお笑いコンビのおぎやはぎらを起用したテレビCMを放映するなど、ハイボールを積極的にアピールしている。

 これまでウイスキーは50~60代が家で飲むために購入することが多かった。サントリーは、30代を中心とする若い層にもファンを増やすため、居酒屋や立ち飲み屋、バーなど外食産業での接点に着目。「角瓶」で作ったハイボール、「角ハイボール」を取り扱う飲食店数を昨年までの数千店から2万8000店まで増やし、年内の目標だった2万5000店を既に上回った。

 また「築地銀だこハイボール酒場」歌舞伎町店では、冷えたハイボールを手早く提供できる「角ハイボールタワー」と名付けた専用のサーバーを設置している。昨年7月の店舗リニューアルを機に、全国で一番早くサーバーを設置したのが銀座コリドー街にある「立呑み マルギン」。同店は、“サーバー効果”もあって平日でも1日で300~350杯のハイボールが売れるという。金曜日ともなれば500杯を超えることもあるようだ。サントリーによれば現在、全国の約240店にこのサーバーを設置しており、年内に約500店舗にまで拡大させる予定という。

ハイボールのイメージ画像。夏はレモンやライムを切って入れるなどの飲み方も提案する(画像クリックで拡大)

「築地銀だこハイボール酒場」歌舞伎町店の「角ハイボールタワー」。手早く冷えたハイボールを提供できる(画像クリックで拡大)

『立呑み マルギン』
住所:中央区銀座7-1銀座コリドー通り105
電話:03-3571-8989
営業時間:11:30~14:00(ランチ、月~金。土日祝日は休み)、17:00~翌朝6:00(日曜日は定休日)(画像クリックで拡大)

「ザ・角ハイボール」(左奥)は390円。串焼きのおまかせ5本セット(右)は800円、レバーは100円、半熟うずら串は160円、とおつまみの値段も手ごろ(画像クリックで拡大)