“果汁感”が長く楽しめる「スクイーズ」

 一方で江崎グリコは3月3日、果汁の配合比率を高めた粒ガム「スクイーズ」を発売。ターゲットを20~30代男女とし、年間30億円の売り上げを目指している。

 スクイーズは果汁パウダーを高配合し、噛むたびに果汁感を楽しめる粒ガム。ターゲットとする20~30代を調査し、その多くが「味が長く続くもの」を求めていると考え、味が長く続くための製法を採用した。「通常はガムベースと果汁パウダーを1度で混ぜ込むところを、今回の商品では2段階に分けて混ぜ込んでいる。これによって時間差で酸味があふれ出し、果汁感を長く楽しめる」(同社広報IR部の渡辺俊光氏)という。

 同商品には、フラットタイプのパウチ型パッケージを起用。気軽に持ち運びできることに加え、包み紙を外す煩わしさを解消するためだ。今後はボトルタイプや新フレーバーの発売も予定している。

「スクイーズ レモン」、「スクイーズ スモモ」、「スクイーズ グレープ」(各13粒・130円前後)(画像クリックで拡大)

ガムからチョコ!常識くつがえす“間食”ガム「スマートタイム」

「リカルデント スマートタイム マイルドチョコレート」(9粒・130円)(画像クリックで拡大)

 「間食」という切り口で商品を開発したのが、キャドバリー・ジャパン。今年3月に粒ガム「リカルデント スマートタイム マイルドチョコレート」を発売した。空腹時にクッキーやスナック菓子を食べてしまうという20~30代前半女性をターゲットに、“間食ガム”としての定着を狙う。

 同社では20~30代前半の女性が、健康やカロリーへの意識が高いことに着目。「ガムは低カロリーなうえに10~15分程度咀嚼すると空腹感が解消できるとされていることから、間食需要に応えられる可能性があると考えた」(同社マーケティング本部の松島正仁氏)。そのうえで、働く女性の間食として人気が高いチョコレートを組み合わせるアイデアが生まれた。

 しかし、本来ガムとチョコレートを一緒に食べた場合、チョコレートの油脂がガムベースを溶かしてしまう。しかし、同社ではチョコレートとガムの比率を研究し、独自の「溶け出しにくい製法」を開発。「どうしてもチョコレートの味にしたいと思い、粒ガムの中に本物のチョコレートを閉じ込めた」(キャドバリージャパン・松島氏)。

 発売後、ターゲットの20~30代女性はもちろん、意外にも30代男性からの反応もあったという。「『間食=ガム』としてターゲットの拡大を目指したい」(松島氏)。