新型スバル「レガシィ」の「ツーリングワゴン」。先代モデルは2003年5月登場だから、6年ぶりのフルモデルチェンジだ(画像クリックで拡大)

 富士重工業は2009年5月20日、同社の基幹車種スバル「レガシィ」をフルモデルチェンジして発売した。5代目となる新型レガシィは、主力グレードのエンジン排気量を従来の2Lから2.5Lにアップ、ボディーも一回り大型化した。にもかかわらず車両本体価格は、従来モデルとほぼ同等の220万5000~370万1250円に抑えたのが特徴だ。

 新型レガシィのボディータイプは5ドアワゴンの「ツーリングワゴン」、4ドアセダンの「B4」、ワゴンの車高を高めて悪路走破性を向上した「アウトバック」の3種類。ボディーサイズはツーリングワゴンが全長4775×全幅1780×全高1535mmで、従来モデルの4680×1730×1470mmと比べると、全長95×全幅50×全高65mmだけ大型化している。

ツーリングワゴン。ボディー最後部のDピラーは従来モデルではガラスで覆われていたが、新型レガシィは塗装仕上げになった(画像クリックで拡大)

 開発責任者の日月丈志(たちもり・たけし)スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーは、ボディーサイズ拡大の理由を「中心価格帯が300万円クラスのクルマとしては、先代レガシィは室内が狭かった。国内のユーザーに受け入れられる車体サイズで、欧米ではトヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』のセグメントで通じる広さを実現した」と語る。

 室内を広くするために、4回目のフルモデルチェンジで初めてシートレイアウトを見直した。前席左右の着座間隔(カップルディスタンス)を30mm、前後席の着座間隔を68mm拡大し、居住空間のゆとりは大きく増した。ボディー全高を65mm高めたことも、広さの実現に寄与している。これまでのレガシィは背が低めのスポーティーなプロポーションだったが、5代目では快適性重視で背が高めと、パッケージングのコンセプトを大きく変えている。

トランクリッドが短いショートデッキスタイルの4ドアセダン「B4」。ツーリングワゴンとB4のフロントグリルは、翼をモチーフにしたクローム仕上げのバーとメッシュの組み合わせ(画像クリックで拡大)

ツーリングワゴンの車高を高めた「アウトバック」のフロントグリルは3本バー。前後バンパーの下部をプロテクター状に整形するなど、SUV色を高めたデザイン(画像クリックで拡大)

手前からアウトバック、B4、ツーリングワゴン(画像クリックで拡大)