トヨタブランドのフラッグシップモデル、新型「クラウンマジェスタ」(画像クリックで拡大)

 トヨタ自動車は2009年3月26日、「クラウンマジェスタ」をフルモデルチェンジして発売した。5代目となる新型クラウンマジェスタは、トヨタブランドの頂点に位置する最高級セダンだ。車両本体価格は610万~790万円。

 レクサスブランドのトップモデル「LS」が世界各地で販売するグローバルカーなのに対して、クラウンマジェスタは国内だけで販売する。日本人の感性や日本の道路状況に合わせて開発した、いわば純日本仕様のプレミアムセダンだ。

横から見たシルエットは水平基調のオーソドックスなスタイル(画像クリックで拡大)

 これら2台のトヨタ製最高級セダンは、何が違うのか。開発責任者のトヨタ第1乗用車センター製品企画チーフエンジニア、下村修之(しもむら・よしゆき)氏は、「LSは250km/hまでの速度域を考えて開発しなければならないが、マジェスタは180km/hまででいい。その分余裕が生まれ、自由度が広がる」と語る。

 例えば、クルマ本体が持つ能力が同じで、それを速度域ごとに振り分けるという仮定で考えてみよう。0~250km/hに振り分けるレクサスLSに対して、約2/3の0~180km/hに集中するクラウンマジェスタは、約1.5倍の密度を持つことになる。もちろん、こうした単純な計算は成り立たないだろうが、“純日本仕様”というアドバンテージは確かにあるはずだ。

 では、5代目クラウンマジェスタはどう進化したのか。開発責任者の下村氏がこだわったポイントは、「クラウンマジェスタにふさわしいボディーサイズ」「高い質感の室内空間」「基本性能の大幅な向上」の3つだ。

フロントグリルは縦と斜めバーを組み合わせ、中央にトヨタブランドマークを配置。リアコンビネーションランプはマジェスタ伝統の縦型タイプ(画像クリックで拡大)

2004年発売の先代モデル(4代目、左)と1991年発売の初代モデル(画像クリックで拡大)

【BPtv動画レポート】
トヨタ・新型「クラウンマジェスタ」に
搭載された最新の安全技術を解説
BPtv
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