「乗り心地」「静粛性」「安全性」などの基本性能を大幅に向上

風切り音対策として、高遮音性ガラスをフロントウインドウに採用(画像クリックで拡大)

 高級車に求められる「乗り心地」「静粛性」「安全性」の面では、運転席だけでなく後席のレベルも高めたのが特徴だ。例えば風切り音対策として高遮音性ガラスをフロントウインドウに採用すると共に、リアドアガラスとバックウインドウガラスの板厚を増して後席まわりの遮音性を向上した。

リアドアガラスとバックウインドウガラスの板厚を増して、後席まわりの遮音性を向上。ドアミラーも、風切り音を低減するようにドアガラスから離して取り付けている(画像クリックで拡大)

 また足回りでは全モデルに、空気圧で車高を制御する電子制御エアサスペンションを採用。最新のロール姿勢制御を組み込み、操舵時の車体のロール(左右のゆれ)とピッチ(前後のゆれ)の度合いが同じカーブを描くようにして、人間の感性に合った姿勢制御を行っている。

 こうした改良や新技術導入だけでなく、クルマの基本骨格となるプラットホームも熟成度を高め、基本性能の向上に寄与している。クラウンマジェスタのプラットホームは現行クラウンと共通で、2003年登場の先代クラウンから使い続けられているものだ。基本構造を変えずに熟成を進めるのは「ポルシェ911」が代表的な例だが、最近は国産車でもホンダ「オデッセイ」のように、こうした手法を取るクルマが増えている。

Gタイプ“Fパッケージ”の後席は、快適性をさらに高めた2人掛け仕様(画像クリックで拡大)

2人掛け仕様の後席左側は脚を伸ばしてくつろげるオットマンシート(画像クリックで拡大)

後席センターコンソールに空調やオーディオ、シートリクライニングなどの操作スイッチを装備(画像クリックで拡大)