日本人には意外? 欧米では強いインサイトのブランドイメージ

新型インサイト。5ドアハッチバックボディーで大人が4人乗れるスペースと400Lのラゲッジスペースを確保し、実用性を高めた(画像クリックで拡大)

 初代インサイトは、この実用性の低さが主立った理由となり、2006年7月までの約6年半で輸出も含めた販売台数は約1万7000台と、ビジネスとしては成功しなかった。プリウスが、2008年4月末で世界累計販売100万台を突破しているのとは対照的だ。

 新型インサイトは、実用性を重視した5ドアハッチバックボディーを採用して世界で年間20万台を販売しようという、初代インサイトとはコンセプトが全くが異なるクルマだ。このため開発陣は車名も新しくしようと、北米や欧州の現地法人に依頼していくつかのネーミング案の反応を探ってみた。

 だが北米でも欧州でも新しいネーミング案への反応は芳しくなく、帰ってきたのは「インサイトでいいじゃないか」という回答だった。関氏はその理由を、「初代インサイトは北米や欧州ではプリウスより先に発売されたため、最初のハイブリッド車として認知されている。しかも低燃費の世界記録を達成しているため、日本で考えているよりもずっとネーミングのイメージが浸透していたんです」と説明する。こうして、新型インサイトは初代モデルの名前を踏襲することになった。