富士フイルム

FinePix F200EXR

実売価格:4万5000円

発売日:2009年2月21日


このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・新しい撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を初搭載、ダイナミックレンジの拡大や高感度ノイズの低減、解像感の向上などを図る
・人気フィルムの発色で撮影できる「フィルムシミュレーション」
・操作ボタンのレイアウトや形状を一新、操作性を改善
・フラッシュの調光量を自動調整し、マクロ撮影時も美しくフラッシュ撮影できる「スーパーiフラッシュ」

 フィルム写真に対し、デジタル写真のウイークポイントといわれるのが「階調」だ。フィルムと比べると階調の豊かさに欠け、白飛びや黒つぶれに弱いとされる。もっとも、デジタルカメラの黎明(れいめい)期と比べれば技術は格段に進歩しており、階調表現の指標とされるダイナミックレンジはかなり広くなった。

 富士フイルムは、ダイナミックレンジの拡大を目指した撮像素子「スーパーCCDハニカム」を独自開発し、以前から同社製のデジタルカメラで採用してきた。一般的なCCDやCMOSでは、四角い素子が格子状に配置されている。それに対して、スーパーCCDハニカムでは素子の形状を八角形にして、それぞれを45度傾けて配置しているのがポイントだ。素子あたりの受光面積が大きくなることで、ノイズの低減やダイナミックレンジの拡大を実現している。

スーパーCCDハニカムを初めて搭載したデジタルカメラ「FinePix 4700Z」(画像クリックで拡大)

 2000年3月に、初のスーパーCCDハニカム搭載デジカメ「FinePix 4700Z」を発売して以来ほぼ毎年、CCDの改良を重ねてきた。2003年に発表した第4世代からは、高解像度を実現する「スーパーCCDハニカムHR」系と、ダイナミックレンジを従来の4倍にした「スーパーCCDハニカムSR」系の2つに分かれている。

 今回紹介する「FinePix F200EXR」(以下、F200EXR)は、2008年9月に発表した新開発の「スーパーCCDハニカムEXR」を採用している。大きな特徴は、前述のHR系とSR系の双方の特徴を合わせ持っている点だ。メーカーは「人間の目のメカニズムに近づいたCCD」と表現している。

 人の目は、明るいところでは解像力を高め、暗い場所では感度を上げる動作をする。さらに、明るい部分と暗い部分を別に見て、脳内で合成する処理をしているという。これら一連の動作をCCDで電気的にやってしまう、ということなのだ。