公正取引委員会によって2008年7月24日発表になった報道資料によると、書籍・雑誌の販売金額は1996年をピークに、2007年までの間に約6000億円減少しているという。

 そんな現状で、出版社各社ともに力を入れてきているのが、Webを利用したサービスだ。各社ともデジタルコンテンツの専門部署を設置し、雑誌の告知だけでなく、Webからのプレゼント応募の実施での読者囲い込みや書籍・雑誌・関連グッズの通販からダウンロードでのコンテンツ販売に至るまで、新たな収益ルートとして力を入れている。 なかでも力を入れてきているのが、電子媒体での書籍・雑誌の購読だ。

  特に、電子コミックの伸び率が大きいという。

 私がざっと調べただけでも、電子コミックの配信サービスをしているのは、パソコンで読めるものが6サイト、ケータイ専用にいたっては130サイトもあった。

 これほどまでに電子コミックが人気になる理由はどこにあるのだろうか? 複数の出版社の作品を配信しているYahoo!コミックの担当者に話を聞いた。

 2008年9月時点で、Yahoo!コミックでは1万5000冊超のコミックをオンライン購読できる。オンライン購読できるサイトには主に2タイプがある。ダウンロードで購入し、そのまま自分のパソコン上に保存して読むダウンロード型と、購入したものをオンライン上で保存し、読む際ごとにログインして読むストリーミング型だ。Yahoo!コミックは後者に当たる。

 両タイプとも、専用のオンラインソフトを使用。著作権保護の機能を持たせるとともに、書籍のページをめくる感覚で読者がスムーズに読めるように工夫されている。