三菱車伝統の逆スラントノーズと台形グリルを組み合わせた「ジェットファイターグリル」が特徴的なフロントマスク。写真はターボエンジンを積む最上位グレード「ラリーアート」(画像クリックで拡大)

 三菱自動車は2008年12月2日、「ギャラン フォルティス スポーツバック」を発売した。同車は、2007年8月登場のスポーティーセダン「ギャラン フォルティス」の5ドアハッチバック仕様。クーペのようなスタイリッシュなデザインと、レジャー用品などの積載性に優れた実用的なラゲッジルームを併せ持つのが大きな特徴だ。車両本体価格は192万1500円~301万3500円。

 ギャラン フォルティスシリーズが属するのは、欧州市場で「Cセグメント」と呼ばれるクラスで、2L前後のエンジンと5ナンバーをやや上回るボディーサイズのクルマだ。欧州ではこのクラスのハッチバックの人気がすこぶる高いため、スポーツバックは日本市場に先駆けて「ランサー スポーツバック」の車名で販売されている。

 かつて国内市場ではセダン人気が圧倒的に高く、1996年のデータでは2Lクラスのクルマのうちセダンが50%以上のシェアを占め、ステーションワゴンがそれに次いでいた。当時のハッチバック車の販売比率は15%だったが、その後のミニバン人気などでセダン需要が衰退、ステーションワゴンのブームも去った。

 しかし2000年以降は、国内でもハッチバック車が徐々にシェアを伸ばしはじめた。2007年にはセダンとステーションワゴンを抑えて、国内Cセグメント市場での最多販売ボディータイプ(シェア34%)になっている。三菱がスポーツバックを国内市場に投入したのは、こうしたデータを踏まえての決断だ。

「ラリーアート」のリアビュー。デザイン担当者は「ハッチゲートからCピラー、さらにリアコンビネーションランプにかけてのダイナミックな曲面にこだわった」という。ルーフスポイラーは全車にオプション設定だ(画像クリックで拡大)

クーペをイメージし、ハッチゲートの角度を大きく寝かせた5ドアハッチバック。最近の国産車ではほとんど見られないシルエットが逆に新鮮だ(画像クリックで拡大)

ギャラン フォルティスの4ドアセダン。フロントマスクのデザインはフォーマル系(左)とスポーティー系(右)の2種類あり、スポーツバックはスポーティー系の顔を採用(画像クリックで拡大)