もはや映画館といえばシネコンになった!?

 一つの劇場(映画館)に複数のスクリーンを備えるシネマコンプレックス、通称「シネコン」。90年代から増え始め、最近は「映画館=シネコン」と考えてもいいほど普及している。従来は観る映画を決めてから上映している映画館に行ったものだが、シネコンが一般的になってからはシネコンは入ってから観る映画を決めるという人も増えた。

 複数のスクリーンを持つシネコンは、必然的に人の多く集まるところで開業している。一般的なのは郊外のショッピングセンター内にあるケース。ファミリーで映画はもちろん買い物も食事も1カ所で済むため、休日を1日中過ごせる。珍しいところでは遊園地に併設されているところもある。一方、都市型のシネコンもあり、その代表例が駅ビル内にあるケースだ。また新宿など街自体に人々を集める力がある場所でもシネコンは開業している。

 下の表は主なシネコンチェーンの劇場数(サイト数)やスクリーン数を比較したものだ。スクリーン数で国内2強と言われているのが、「ワーナー・マイカル・シネマズ」と「TOHOシネマズ」。ワーナー・マイカル・シネマズを運営するワーナー・マイカルは流通大手「イオン」のグループ会社なので、イオンのショッピングセンター内に併設されていることがほとんど。TOHOシネマズは文字通り国内の配給会社で最大手の東宝系列のシネコン。このほか配給会社系列では東映系の「T・ジョイ」、松竹系の「MOVIX」がある。

●主なシネコンチェーンのスクリーン数

シネコン名 運営会社 劇場数/スクリーン数
ワーナー・マイカル・シネマズ ワーナー・マイカル 60サイト/490スクリーン
TOHOシネマズ TOHOシネマズ 42サイト/403スクリーン※1
T・ジョイ ティ・ジョイ 10サイト/92スクリーン※2
ユナイテッド・シネマ ユナイテッド・シネマ 20サイト/209スクリーン
MOVIX 松竹マルチプレックスシアターズ 20サイト/201スクリーン※3
109シネマズ 東急レクリエーション 14サイト/130スクリーン※4

※1 共同事業のシネコンを合わせると51サイト/489スクリーン
※2 鹿児島ミッテ10、エクスワイジーシネマズ蘇我を含む。共同事業のシネコンを合わせると15サイト/142スクリーン
※3 姉妹シネコンを合わせると22サイト/221スクリーン
※4 姉妹シネコンを合わせると15サイト/135スクリーン