10月23日に発売を控えた、ソニー初のフルサイズデジタル一眼レフ「α900」。ボディー単体の実売価格は32万8000円前後だ(画像クリックで拡大)

 2007年3月にラスベガスで開かれた写真関連機器の展示会「PMA2007」で、ソニーが開発中のフルサイズデジタル一眼レフカメラが衝撃的に発表された。展示機は動作しないモックアップモデルだったが、それ以来ファンが製品の登場を待ちこがれていた。それから約1年半が過ぎた2008年秋、ついに「α900」としてお目見えしたのだ。

こだわりのファインダーは期待通りの見え味だ

 本機は、同社のデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズのフラッグシップモデルで、ハイアマチュアユーザーを対象とした製品である。

 手にしたα900は、これまで展示会で出品されていたモックアップモデルよりも各部の角が取れた感じのデザインになった。フラッグシップ機だけに、ボディーサイズはなかなかの大きさで、特徴的なのがファインダー部の大きさだ。前身となるミノルタ時代からファインダーの見え味に注力していた「α」の設計思想が、最新のα900でも素直に具現化されたデザインだと感じる。

三角形のペンタ部が印象的なボディーは、存在感たっぷり。下位機種「α700」などと比べると、かなり幅が広い。背面の液晶モニターは3型/92万画素の高精細タイプだが、ライブビュー機能は搭載しない(画像クリックで拡大)

オプションの縦位置グリップ「VG-C90AM」は、α700用の縦位置グリップと同様に、縦位置撮影時でも横位置と同じ感覚で操作できるよう、ボタン&ダイヤルのレイアウトを工夫している(画像クリックで拡大)

カール・ツァイスブランドの大口径ズームレンズ「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM」。希望小売価格は25万2000円と高価だが、画質にこだわった設計に注目が集まる(画像クリックで拡大)

 「Made in Japan」のシールが張られたボディーは、手にするとクラスを超えた重量感が感じられ、作りの堅牢さが手のひらに伝わってくる。確かに大きく重いが、ニコンやキヤノンのプロ向けモデルのような縦位置グリップ一体型のデザインではない。バッグなどにも収納しやすい。