新型ムラーノは、約170カ国で発売する予定のグローバルカー。メインマーケットの北米では、既に2008年1月から販売を開始している(画像クリックで拡大)

 2008年9月29日、日産自動車はクロスオーバーSUV「ムラーノ」のフルモデルチェンジを実施した。今回発売されたモデルは2代目にあたる。初代ムラーノは、SUV人気が活況を呈していた北米市場の専売車として開発され、2002年にNISSANブランドで登場。斬新なスタイルや広い室内、スポーティーな走りが支持されヒット商品となった。

 北米での好評を受けて、ヨーロッパや中近東、オセアニア、南アフリカなどへも販路を拡げ、世界80カ国にて累計50万台のセールスを記録、日産のブランドイメージを世界に広げるグローバル戦略車へと成長した。日本市場では2004年9月に発売、北米仕様と同様の3.5Lエンジンに加え、当時の車両価格で300万円を切る2.5Lエンジン搭載車も設定し、4年間で4万台を販売した。

 2台目ムラーノも初代同様、北米をメインターゲットとしたグローバル戦略車だ。日本での販売目標は月900台と、決して多いとはいえない。しかし、それを逆手に取れば、「他人と同じクルマには乗りたくない」という価値観を持ったユーザーが狙えるクルマだ。そこで日産は、新型ムラーノを「日産車は、『匠』の手によって、作られる」という、新たなプロモーションのイメージリーダーに据える戦略に出た。

初代モデルのイメージを踏襲しながら、より美しい曲線と大胆なラインでデザインを再構築。後端で大きく跳ね上がるリアクォーターウインドウは、初代から継承したアイデンティティーだ(画像クリックで拡大)

4連プロジェクターのヘッドライトが近未来的なイメージを演出する(画像クリックで拡大)