パナソニックのブースでは、世界最大となる150V型のプラズマテレビを目玉に、薄型テレビ「VIERA」を中心に展示していた。

松下電器産業(パナソニック)のブースは、同社の薄型テレビ「VIERA」を中心に、近未来の家庭の姿をイメージした機器の参考展示が多かった(画像クリックで拡大)

 目を引いたのが、HD画質の映像と音声をワイヤレスで伝送する「Wireless HD」。簡単にいえば、HDMIケーブルを無線化できるシステムで、テレビと外付けチューナーの間をワイヤレス化していた。60GHzという高い周波数の「ミリ波」を利用し、最大4Gbpsという高速転送を実現、HD画質の映像の送信をワイヤレス化した。

 実際にデモを見ても、ケーブルで接続したのと変わらない画質だった。無線伝達による遅延もほとんどないとのことで、レスポンスが重要なカーレースゲームも問題なく遊べていた。

HD画質の映像をワイヤレスで伝送する「Wireless HD」の展示。テレビ本体と外付けチューナーの間のケーブルをワイヤレス化するというものだ(画像クリックで拡大)

テレビの右下にある四角い穴がミリ波のアンテナ。ここをふさぐと映像が途切れることを実演して、実際にワイヤレスで伝送していることを解説した(画像クリックで拡大)

 興味深かったのは、参考出品していたテレビ用リモコン「イージータッチリモコン」。ボタンごとに特定の機能が割り当てられている従来のリモコンとは異なり、テレビ画面に現れるグラフィック表示に応じて機能が変わる。

 リモコンにはボタンが7つしかなく、ノートパソコンのトラックパッドのような黒いパッドでほとんどを操作するがユニーク。画面がチャンネル選局になったときにパッドを指でなぞると、チャンネルの数字が拡大しながら切り替わり、押し込むと決定操作ができる。どちらの手で持ったかも認識できるのが特徴。左手で持つとボタン配列が変わるのも賢い。

 リモコン内にジャイロセンサーを内蔵しており、リモコンを振って操作できる。ちょうどWiiリモコンのような感じで、チャンネル送りや音量調整などに応用できる。発売時期や価格は未定ということだが、来年には製品化できる見込みだという。

次世代のテレビ用リモコンとして参考出品されていた「イージータッチリモコン」。ノートパソコンのトラックパッドのようなフラットなデバイスを使い、テレビ画面の表示にしたがって操作するのが特徴(画像クリックで拡大)

参考出品ながら、4色のカラーバリエーションを展示するなど、ほぼ製品として仕上がっている印象だ。発売時期は未定としているが、登場は意外と早いかもしれない(画像クリックで拡大)

【BPtv動画レポート】
【CEATEC】パナソニック
タッチ・センサー搭載のリモコン
指のカーソルで操作のGUI
BPtv
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各社が競って展示している超薄型テレビに関しては、約24.7mmにまで薄型化した65V型プラズマテレビを参考出品した。これまでの4分の1ほどの薄さだ(画像クリックで拡大)

(文/磯 修=日経トレンディネット)