ふだん、筆者は仕事でフラッグシップ機「D3」を2台ぶら下げて撮影しているが、そのサブ機としてはD700は大きく感じ、ひと回りコンパクトなD300でさえでかいよなぁ…と思っていた。このD90なら、サイズと重量のバランスがよく、サブ機として持ち歩くのにちょうどよい印象だ。

 ボディーの大きさが小さい分、グリップ部分もコンパクトだ。D3やD700などの上位機種と比べるとグリップは小さめで、最初のうちはちょっと違和感があったものの、大きめの手でもしっかりと握ってカメラを構えられる。このあたりをしっかり作り込んでいるのは、やはりニコンらしさを感じる部分だ。

ほぼ同時期に発表となったキヤノンの「EOS 50D」と比較しても、ひと回り小さいのが分かる(画像クリックで拡大)

撮影時にinfoボタンを押すと、液晶モニターに撮影情報を表示できる。レイアウトはD700などと同じタイプで、デザインに趣向を凝らしたD40やD60とは異なる(画像クリックで拡大)

撮影情報の表示中に再度infoボタンを押すことにより、ノイズリダクションやアクティブD-ライティングなどの細かな撮影設定が変更できるようになる(画像クリックで拡大)

 D80と外見を見比べた時の大きな違いは、やっぱり液晶モニターの大きさと解像度だ。D3やD700でも使われている、3型/92万ドット(VGAタイプ)を搭載する。前述のD3やD700と同じように精細感があり、撮影した画像や文字などもクッキリ表示され、見やすいと感じさせる。

 液晶モニターが大きくなった分、周りのボタン類との距離が接近しており、操作しにくいのではとも感じる。ただ、ボタンの形状がちょっと盛り上がる形になっており、操作性は確保されている。ボタンの配置はD80と同じレイアウトを踏襲していて、D300やD3などの配置とは大きく異なっている。

D90と同時発表になったズームレンズ「AF-S DX 18-105mm F3.5-5.6G ED VR」(左)。シャッタースピード3段分のブレ軽減効果を持つ手ぶれ補正機構を内蔵するほか、超音波モーターにより静かで素早いピント合わせが可能だ。D90に装着すると、右のような感じになる(画像クリックで拡大)