数々のベストセラーが生まれているケータイ小説。作品を発表・閲覧できるWebサイトの数も増えており、ヒット作を生み出そうとWebサイトや出版社の競争が激化している。各サイトは人気作家を発掘し、読者を引きつける手段の一つとして、「ケータイ小説大賞」を開催。主なところでは、今年3回目を迎える「日本ケータイ小説大賞」(主催:毎日新聞社、スターツ出版)、2回目の「魔法のi らんど大賞2008」(主催:魔法のiらんど)などがある。それぞれ指定のサイトに小説を発表してエントリーし、受賞作には賞金が贈られたり、書籍化が約束されたり、という仕組みだ。

 6月13日、新たなケータイ小説大賞の一つである「第1回おりおん☆小説大賞」の受賞作が決定、表彰式が行われた。「ケータイ小説家デビューしようよ おりおん☆」は2007年12月にスタート。ケータイ小説投稿サイトとしては後発組だが、音楽ランキングで知られるオリコンと、単行本が累計180万部の大ヒットとなったケータイ小説『赤い糸』や累計80万部の『もしもキミが。』の版元であるゴマブックス、携帯コンテンツ運営を手がけるサクセスネットワークスの3社が強力タッグを組み、1日150万~200万PV(ページビュー)、スタートから半年で2億PVを達成したという。

 大賞を受賞したのは『恋するコンビニ』(Karen著)。最多読者PV大賞『天使の恋』(sin著)以下、ノンフィクション作品『絶望と奇跡の果てに』(タケシ著)に与えられた赤い糸賞など、各賞の受賞作品が発表された。

 また、新たにソニー・ミュージックエンタテインメントとのコラボレーションも決定。サプライズゲストとして、シンガーの伊藤由奈さんが受賞式に駆けつけて華を添えた。

左から、ゴマブックス編集局長:赤井仁さん、同代表取締役社長:嬉野勝美さん、大賞受賞者Karen さん、伊藤由奈さん、oriconME代表取締役社長:平井陽一朗さん、ソニー・ミュージックエンタテインメントマーケティンググループプロデューサー:佐野弘明さん(画像クリックで拡大)