保険選びから申込、審査、契約までをインターネット上で行えるネット専業の生命保険会社(ネット生保)が相次いで誕生した。4月7日に開業したのは、「SBIアクサ生命保険」。SBIホールディングスとフランスの大手生保アクサの合弁で設立された。また、5月18日に開業したのは、既存の保険会社とは資本関係のない独立系の「ライフネット生命」だ。

ライフネット生命開業の記者発表会で語る同社・出口治明社長(画像クリックで拡大)

ライフネット生命・野上憲一副社長(画像クリックで拡大)

ライフネット生命・岩瀬大輔副社長(画像クリックで拡大)

 SBIアクサ生命の最大の特徴は、見積や申込から契約まで、ネットで完結する点だ。

 これまでは、ネットでパンフレットを申し込んだり、見積もりを作ってもらっても、契約までには申込書や告知書、本人確認書類などを郵送する必要があった。

 SBIアクサ生命では、同社のサイトで申込や既往症などの告知ができる。さらに、本人確認はクレジットカードの登録で行う仕組みになっているから、書類等を郵送する手間は完全に不要となった。

 もうひとつの特徴は、スピードだ。保険を申し込むと、翌営業日までには契約引受の可否を回答、契約すると申込日にさかのぼって保障がスタートする。従来、損保商品の中には申込後すぐに契約でき、翌日から保障が始まる商品もあったが、生保でこのスピードはネット生保ならではと言える。

 なお、現在のところ、保険料の支払いはクレジットカード払いのみだが、今年度中には銀行口座振替にも対応する予定だ。

 一方のライフネット生命は、とにかくシンプルでわかりやすいのが特徴だ。商品もサイトも分かりやすさを重視している。

 SBIアクサ生命同様、見積や申込、告知は同社のサイトから行うが、本人確認書類に関しては、運転免許証などのコピーを郵送する方法を採用したため、ネットで完結というわけにはいかない。また、ネット上の告知で契約できるのは、年齢によって保険金額に上限がある。例えば30歳男性の場合、3000万円を超える死亡保険を申し込むには、健康診断書等が必要となる。

 契約が完了すると、申込日にさかのぼって保障がスタート。この点は両社同様だ。