少年マガジン発売から半世紀。少年マンガ誌は「週刊少年ジャンプ」だけで600万を超す部数を誇った爛熟(らんじゅく)の90年代を経て、2008年、新たな戦国時代に突入した。2007年には、「月刊少年ジャンプ」(集英社)や「コミックボンボン」(講談社)が休刊したが、代わって、集英社からは「ジャンプSQ(スクエア)」が創刊され、60万部という「重版デビュー」を飾った。対する講談社は、4月4日、満を持して「月刊少年ライバル」を創刊。総ページ数1012ページ、厚さ6センチ、掲載漫画21本という、既存の少年マンガ誌の2冊分のボリュームでまさに“アツイ”勝負に出た。

「月刊少年ライバル」の創刊号。真島ヒロの『モンスターハンターオラージュ』が表紙を飾っている(画像クリックで拡大)

 同誌の野内雅宏編集長によると、メインターゲットはあくまでも11~15歳の少年たち。つまり、同じ読者層の「週刊少年ジャンプがライバル」(同編集長)だ。月刊誌や発売日ということでは「ジャンプSQ」が直接の“敵”ということになるが、小学校高学年から中学生読者がメインの週刊少年ジャンプと真っ向勝負する読者設定。しかも、対象年齢だけではなく、漫画のテイストも、講談社コミックが得意とする「ストーリー重視」から路線変更。ジャンプが得意とする「キャラクター重視」の漫画作りを打ち出したという。

 その上で、「非マニア系。メジャー狙い」(同編集長)を明言する。同誌の発行部数はマニアだけでは売れ残るであろう20万部以上をキープしつつ、単行本も売れる漫画誌にするのが目標。これを支える力として新人重視と「勝負・バトル・ライバル関係の面白さを追求する」(同編集長)というテーマ性を打ち出している。この2点も、ジャンプを強く意識しているといえるだろう。加えて、「かっこよさ」、「くだらなさ」、「サプライズ」があふれる漫画を目指す。

 この狙いに対して、創刊号の反響はどうだったのか。