ロックオンしたら離さない「タッチ動体追尾AF/AE」

液晶モニターは3型、23万ドットの「低温ポリシリコンTFTタッチパネル液晶」を採用(画像クリックで拡大)

 タッチパネルの利点を生かした、「タッチ動体追尾AF/AE」もこのカメラの特記すべき点だ。同機能は、液晶モニター上に映し出された被写体にタッチすると、画面内であれば動いても追尾し続けてピントと露出を合わせてくれるもの。実際に使ってみると、動体追尾能力が想像以上に高くて驚いた。被写体を「ロックオン」したら離さないのだ。この機能は、作例にもあるように昆虫や花を撮影する際にとても役に立った。というのも、被写体を捕らえたまま構図を変更したり、被写体に近づいた場合や離れた場合でも、被写体を追尾し続けるので、ピントや露出を外すことなく思い通りの構図で写真を撮れるからだ。三脚を使用して動く被写体を撮影する際にも重宝するだろう。

 ただし、日中や明るい場所での追尾性能はかなり高かったが、暗い場所などでは精度が落ちてしまい被写体の追尾に迷うことがあった。また、タッチ動体追尾AF/AEは、画面右下にある「AFAE」のアイコンを一度押してから、被写体をタッチしなければならない。しかし、、被写体を見つけて焦っている場合には、ついつい「AFAE」のアイコンを押し忘れてしまう。できれば、直接画面にタッチするだけで同機能が使えるようにしてほしかった。

●タッチ動体追尾AF/AE その1

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●タッチ動体追尾AF/AE その2

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 さらに、5つのシーンを自動認識する「おまかせiA」も搭載している。シーンの認識率は高く、花などに近づくと自動的に接写モードになるほか、人物にカメラを向けると顔認識機能が働くなど、自動的にシーンを認識してくれる。撮影設定に迷ったらこのモードを使用すれば問題ないだろう。初心者にはオススメの撮影モードだ。

 画像再生時もタッチパネルをフルに活用している。画像の拡大は、拡大したい場所をタッチするだけだ。拡大した画像の移動も画面を指でスライドすれば動かせる。拡大倍率は、2、4、8、16倍の4種類。3型と画面の大きさを利用した再生機能も充実している。撮影画像の比較に使える「2画面再生」や、最大30コマの画像を一覧表示する「マルチ画面再生」、お気に入りの設定や編集・削除ができる「かんたん整理」、そして「スライドショー」などを搭載する。

拡大したい個所に触れれば拡大してくれる。拡大倍率は2、4、8、16倍の4種類。指を画面上で滑らせれば、その動きに従って画像が移動する(画像クリックで拡大)

スライドショーでは、効果と音楽が選べる。効果、音楽とも「ナチュラル」「スロー」「スウィング」「アーバン」「OFF」の5種類を用意する(画像クリックで拡大)