弱冠18歳の錦織圭(にしこり けい)選手のプロツアー優勝や9年続いた人気漫画『テニスの王子様』(集英社)の終了などで話題を呼んでいるテニス界。

 錦織人気でこのままテニスがブレイクする予感もあるが、テニスの世界でよく使われる「グランドスラム」とは何かご存じだろうか。日本人でこの言葉に絡む選手がいないこともあり、細かく知らない人も多いはず。

 そこで、プロツアー通算53勝を挙げ、今年の2月に引退した女子テニスの名プレーヤー、モニカ・セレス(アメリカ)のコメントを交えながら、グランドスラムを探っていこう。

WOWOWのテニスアンバサダーとして来日したモニカ・セレス。今年2月に足のけがにより34歳で現役を退いた。今後はコメンテーターとして、テニス界を盛り上げていく(写真提供:WOWOW)(画像クリックで拡大)

 モニカ・セレス(アメリカ)といえば1990年の全仏オープンを弱冠16歳で制し、その後も、全豪オープン4回、全仏オープン2回、全米オープン2回と4大大会で9度の優勝を誇る世界のトッププレーヤー。ドイツのシュテフィ・グラフとはライバルで、1993年には熱狂的なグラフのファンに、試合中に背中を刺され重症を負ったこともある。2年間のブランクを経て、1995年ツアー復帰し1996年には全豪を制覇しているが、今年2月に足のけがにより34歳で現役を退いた。

 3月の来日時に、彼女は「私は選手として、4大大会に出場してきました。私にしか分からない選手の心情や裏側、また私のネットワークを使った情報を伝えていきます。それにマッチレポートなんかもできたらいいと思っています」と語り、これからはコメンテーターとして、テニス界を盛り上げていくことを誓った。