定番のシャープ・松下も射程内、東芝の録画対応機種も

 ここまで紹介してきた製品は、特にこだわり派にとって注目のモデルが中心。それでは充実の定番ブランドの製品はどうだろうか。液晶のシャープ、松下電器産業の製品に目を向けても、充実のスペックの製品が20万円を切る価格に突入している。

 液晶テレビのトッププランドAQUOSにも、オーバー40V型のクラスで20万円を切る製品を見つけた。AQUOS Gシリーズの「LC-42GX2W」だ。

シャープのAQUOS Gシリーズ「LC-42GX2W」は最安値18万6900円(画像クリックで拡大)

 シャープのAQUOSシリーズのうち、Gシリーズは比較的スタンダードな機能に幅広いサイズを取りそろえているライン。奥行き8.1cmの薄型で、サイドスピーカータイプのバリエーションもあり、薄型テレビのまさに定番。HDMI端子も3系統とスペックに不足はない。

 プラズマテレビに目を向けると、松下プラズマVIERAの42V型「TH-42PZ70」も18万円台で発見した。

パナソニックのVIERA PZ70シリーズは最安値18万3750円(画像クリックで拡大)

 このモデルは42V型ながら1920×1080ドットのフルHDプラズマを搭載した低価格ラインのモデル。低価格と言えども“黒の沈む”映像(コントラスト比10000:1)、残像ボケがないといったプラズマの特徴は、もちろん変わらない。ただし、HDMI端子は2系統と1つ少ない。

 松下はデジタルレコーダーのDIGAシリーズと連携するビエラリンクを推進しており、リンク派にも嬉しい選択肢だろう。

 もう一つ、異色の選択肢として東芝のREGZA H3000シリーズの42V型モデル「42H3000」もピックアップしておこう。この機種は300GBのHDDを内蔵してテレビ録画もできるモデルだ。

東芝のH3000シリーズ42H3000は最安値17万8000円(画像クリックで拡大)

 42H3000の1920×1080のフルHDパネル搭載ながら倍速駆動には対応していないため、画質性能という意味では高級モデルに一歩届かない。しかし、テレビ本体だけで番組を録画できる使い勝手の良さには定評があり、レコーダーを一緒に購入する値段やスペースを考えるとお買い得な製品と言えるだろう。

 今回は現時点で実売価格20万円以下になっている大型テレビをピックアップしてみたが、意外なほど高性能なテレビがそろっている。今回紹介した製品よりさらに1万~2万円予算を抑えると「フルHD」「倍速駆動」のどちらかを妥協する必要がでてくるが、たいした価格差ではないので、上位モデルの最安値を狙うのが得策だ。

 例年の大画面テレビの値動きを見ていると、2月から3月にかけての年度末時期には、新モデルの発表に向けて在庫処分が行われる。つまり、テレビの値下がりが進んでいく時期である。価格比較サイトなどで買い得モデルの値動きをまめにチェックしていけば、掘り出しものの格安テレビに巡り会える可能性も高いはずだ。

(文/折原一也)