電子マネー機能も付属、ただしSuicaやEdyとの互換性は無し

タスポ対応販売機で、現金でたばこを買う場合はまずお金を先に投入する(画像クリックで拡大)

タスポをカード読み取り部にタッチして、成人識別が正常に行われると商品が出てくる(画像クリックで拡大)

 タスポを使ってたばこを買うには2種類の方法があり、まず一つが現金による購入だ。自動販売機に現金を投入し、商品選択ボタンを押すまでは従来通り。この後、タスポをカード読み取り部にタッチして、成人識別を行うと商品が出てくる。ほとんどの場合はこの手順だが、一部の自動販売機では、先に読み取り部にタッチする仕様のものもある。

 また、タスポには電子マネー「ビデル」機能も搭載されている。電子マネーで購入する場合は商品選択ボタンを押して、タスポをタッチするだけでいい。電子マネーをチャージするときは、自動販売機のチャージボタンを押してから紙幣を投入し、タスポをカード読み取り部にタッチ、そして再度チャージボタンを押す。

 電子マネーの残高照会は、タスポを読み取り部にタッチするだけで残高が表示される。残高が足りない場合は現金を追加しても買えるし、現金で購入する際に最後にチャージボタンを押せば、おつりをチャージするのも可能だ。またタスポのWebサイトでユーザー登録すれば、会員番号とパスワードを入力して、残高照会と利用履歴の確認ができる。

電子マネーをチャージしてある場合は、タスポを読み取り部にタッチすれば残高が表示される(画像クリックで拡大)

電子マネーのチャージも、タスポ対応自動販売機で行える(画像クリックで拡大)

 なおタスポの非接触型ICカードは、かつてICテレホンカードで使われていたのと同じ「MIFARE(マイフェア)」という形式だ。SuicaやEdyが採用している「Felica(フェリカ)」とは互換性がないため、これらのICカードや、同じ仕組みを使うおサイフケータイなどと電子マネーを共有したり、タスポの代わりに成人認証に使うことはできない。

 ユーザーから見れば、同じICカードの電子マネーなのだから1枚にしてくれたほうが便利なはず。しかし発行元の日本たばこ協会では、「タスポはあくまでも、未成年の喫煙を防ぐのが第一目的。ビデルを付けたのは、ユーザーが自販機で使う際の利便性を考えただけで、電子マネーとしての汎用性は必要ないと考えています」という。たばこ以外の買い物に使えるようにすることなどは、当面は考えていないそうだ。

(文・写真/永浜敬子)

 厚生労働省の平成16年度の「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」によると性別学年別の喫煙経験率(「今までにたばこを一口でも吸ったことがある」と答えた割合)は、男女とも学年が上がるにつれ増加する傾向にある。男子では中学1年の経験率が13.3%(平成8年29.9%、平成12年22.5%)、高校3年では42.0%(平成8年55.6%、平成12年55.7%)。女子でも中学1年生で経験率が10.4%(平成8年16.7%、平成12年16.0%)で、高校3年では27.0%。

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