「2007年度消費者のCM-Branding評価best10」で1位に輝いたソフトバンクモバイル。代表作の「白戸(ホワイト)家」シリーズの公式サイト

 CM総合研究所は2007年12月6日、同社が毎月首都圏在住の一般モニター3000人を対象に行っている「月例CM好感度調査」の結果をまとめた「2007年度消費者のCM-Branding評価best10」を発表した。1位はソフトバンクモバイルの「白戸(ホワイト)家」シリーズ(関連記事)などで、複数タレントを起用しユニークなCMを展開した点が評価された。2位にNTTドコモ、4位にKDDIがランクインし、昨年と同様、通信サービス業者が強さを見せた1年となった。順位は以下の表の通り。

順位 広告主 商品名 代表CM作品名 出演者
1 ソフトバンクモバイル SoftBank ホワイト家族24「家族で通話」 上戸彩、樋口可南子、ダンテ・カーヴァー、お父さん(声:北大路欣也)
2 NTTドコモ NTT DoCoMo 904i DEBUT 浅野忠信、長瀬智也、妻夫木聡、瑛太、吹石一恵、土屋アンナ、蒼井優、北川景子
3 コカ・コーラ ジョージア 謝罪 渡哲也、山崎静代
4 KDDI au 誰でも割「ツルの恩返し」 仲間由紀恵
5 東京ガス ガス・パッ・チョ! 床暖房・赤穂浪士 妻夫木聡、野口五郎
6 シャープ AQUOS ゴッホひまわり 吉永小百合
7 資生堂 TSUBAKI 07TSUBAKI 春 蒼井優、杏、相沢紗世、原田夏希、入山法子
8 江崎グリコ ポッキー DANCE DANCE 新垣結衣
9 東日本電信電話 フレッツ光 新生活・引越し SMAP(中居正広、木村拓哉、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎)
10 任天堂 Wii 似顔絵 明石家さんま、松岡修造
※CM総合研究所調べ、集計期間:2006年11月度~2007年10月度

 CM-Branding評価は、消費者3000人を対象としたアンケート調査により、「CM好感度」「CM商品好感度」、CMの商品やサービスを試したいかどうかの「試用意向度」、長く使い続ける・買い続けるかどうかの「愛用持続度」を評価して算出したもの。

 1位のソフトバンクモバイルは、調査期間中に好感度1位を5回も獲得し、圧倒的な支持を集めた。好感度1位を獲得した今年10月のCM放送回数は、ナンバーポータビリティ(MNP)制度導入直前の前年同月を上回る807回にも上り、数でもほかを圧倒した。

 ソフトバンクモバイルのCMは、白戸(ホワイト)家シリーズのほかに、ブラッド・ピットとキャメロン・ディアスのハリウッドスターを起用したものなど全55作品ある。白戸家シリーズは、娘役の上戸彩、母親役の樋口可南子、上戸彩の兄役のダンテ・カーヴァー、父親の犬(声は北大路欣也が担当)が、家族間での電話のやりとりを通じて同社の料金プラン「ホワイト家族24」をわかりやすく説明している。上戸彩はグループ内のソフトバンクBBのCMに、ダンテは昨年のCM「予想GUY」シリーズに出演しており、タレントやキャラクターを継続的に利用することで統一感を出し、ソフトバンクのCMであることを一目でわかりやくしたのが特徴である。

CM好感度1位のソフトバンクモバイルは、年間契約者数の純増数もNTTドコモ、KDDIを押さえて首位を獲得した(画像クリックで拡大)

 2位のNTTドコモは、若手俳優・女優を8人も起用して話題を呼んだ。CMの内容は若い男女が合コンで出会い、携帯電話番号の交換を行う様子とその後をコミカルに描いたもの。携帯電話の機能やサービスを説明するというよりもイメージを前面に打ち出した作品が多かった。調査期間外だが、11月後半からは新シリーズ「FOMA 905i」のCMをスタートしている。こちらは機能を説明するものが中心で、前作とは少しテイストが違っている。

無名だった新垣結衣を起用した江崎グリコのポッキーのCM公式サイト。このCMをきっかけに新垣結衣は大ブレークした

 通信サービス以外ではコカ・コーラの缶コーヒー「ジョージア」が最高の3位。渡哲也を軸に人気タレントを複数起用したことで高い好感度を獲得した。8位の江崎グリコのポッキーは、現在、映画やドラマ、歌に大活躍の新垣結衣を起用したことで、久々のヒットCMを生み出した。