もとは社員用だったという「吉本手帳」。表紙は5色。中は、時間軸が垂直になっている「バーチカル型」を採用(画像クリックで拡大)

 今年の手帳の大きな流行は、見開き一週間のバーチカル型が普及してきたこと。「バーチカル型」とは、時間軸を垂直(バーチカル)方向に管理する事で、一日を有効に活用できる上に、日をまたぐスケジュールも一覧しやすいのが人気のポイント。

 その見開き一週間バーチカル型をいち早く採用し社員用手帳として配布していたのが吉本興業。朝9時から深夜3時まで時間管理できるリフィルの便利さ使いやすさは商品になると、5年前から一般販売も開始。「吉本手帳」と聞くと、企画モノのお笑い系手帳かと思ってしまいがちだが、実は、社員用の手帳をそのまま販売している、「使える」手帳なのだ。

 「最初は、本当に毎年社員に配布してる手帳をそのまま売ってたんですよ」と商品開発課統括プロデューサーの三上公一氏が言うように、2003年に発売されたものは、黒表紙の一見普通の手帳。中も、今日のことわざ、パラパラ漫画欄などの、ちょっとしたユーモア企画はあるものの、きちんとビジネスで使うためのリフィルになっている。むしろ、5年前に、この機能性と使いやすさを実現している手帳は、クオバディスなどの海外有名ブランド以外にはあまりなかったと言える。