iPhoneユーザーを対象にした写真コンテスト「2015 iPhone Photography Awards」の受賞者が発表された
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 2015年6月15日、世界中のiPhoneユーザーを対象にした写真コンテスト「2015 iPhone Photography Awards」(IPPAwards)の受賞者が発表された。撮影に使用する機材はiPhoneのみ、という明快な内容のコンテストで、プロ・アマチュアを問わず全世界から応募した人を対象に優秀作を選定する。初代iPhoneの登場時から毎年実施しており、今回で9回目を迎えるコンテストだ。

 今回、年間最優秀フォトグラファーとして3名が選ばれた。1位に選ばれたのは、ポーランド出身のミハル・コラレフスキー氏。伝統的なポーランド民謡を演奏しているアコーディオン弾きを撮影した写真が高く評価された。ミハル氏は、そのミュージシャンを見た瞬間に「iPhoneで写真を撮らなければ」と直感したといい、普段から手にしながら歩く機会の多いiPhoneだからこそ得られた写真といえよう。

1位に選ばれたミハル・コラレフスキー氏の作品
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 2位に選ばれたのは、英国に住んでいる写真家のデビッド・クレイク氏。海岸沿いのカフェで、テーブルの上に散らかったパンくずを狙って飛来したムクドリの姿を巧みに捕らえた。奥の白い壁に空を飛ぶムクドリの影がよい具合に落ちることに着目し、秒10コマの高速連写が可能なバーストモードを利用して撮影することで、テーブルから飛び立とうとするムクドリと飛んでいるムクドリの影の両方を見事に収めた。

2位に選ばれたデビッド・クレイク氏の作品
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 3位に入賞したのが、美術写真を手掛ける台湾人フォトグラファーのイボンヌ・ルー氏。ニューヨークに在住しているイボンヌ氏は、乗り合わせた電車内にいたカップルの姿を印象的に収めた。海外版のiPhoneは、マナーモードにすればシャッター音が鳴らなくなるため、被写体に迷惑を掛けずに静かに写真が撮れることをイボンヌ氏は高く評価し、iPhoneに全面的な信頼を寄せているそうだ。

3位に選ばれたイボンヌ・ルー氏の作品
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 残念ながら、今回日本人のフォトグラファーは選ばれなかった。ただ、アップルがこの春から世界的に展開しているキャンペーン「ワールドギャラリー iPhone 6で撮影」では、日本人の写真家が撮影した写真が何枚も選ばれており、日本人の技術の高さが世界に知れ渡った(参考記事:「アップルが選んだ4名の写真家 デジカメよりiPhone 6を使い続けるわけ」)。10回目の節目となる来年、日本人が選出されることを期待したい。

(文/磯 修=日経トレンディネット)