日本BS放送の代表取締役社長である目時剛氏
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 日本BS放送は、2012年2月10日、同社のBS放送「BS11」の2012年4月以降の番組編成方針や新番組などについて会見を行い、同社・目時剛社長および二木啓孝取締役編成局長が説明を行った。

 開局から4年目を迎えたBS11では、今回の番組改編の狙いを、「ゾーニング」の徹底と、「局の独自性を高める」という2点に絞り込んだ。

首都圏中心と想定していた視聴者が、全体の2割程度にとどまる

 日本BS放送の代表取締役社長である目時剛氏は、「開局時から独自性の高い番組によって局のアイデンティティを高めることを目指し、その柱のひとつとして“報道のBS11”を掲げてきた。BS局では唯一報道局を持ち、しっかりと本当のことを伝える番組づくりに取り組んできた。開局以来の報道番組である『INsideOUT』は、BS11のコンセプトそのものであり、今回の改変では、この番組を22時台から、21時台に移した」とする。

 同局では、2011年10月から、BSパワー調査に参加。2011年1O月、12月の調査結果から、「本来は首都圏中心と想定していた視聴者が、全体の2割程度であることがわかった」(日本BS放送の取締役編成局長である二木啓孝氏)ということが、時間帯移行の背景にあることを示す。「視聴者の8割を占める地方での生活時間帯を考えると、22時台に就寝するという生活パターンが多く、BS11の報道番組をしっかりとみていただくという観点から、時間帯を1時間繰り上げることにした。あえてこの時間帯で他局の大型報道番組に挑戦する」と、今回の番組改変の狙いを示す。

 「BS11ならではの報道番組づくりが理解されれば、この時間帯でも視聴率を高められる」(目時社長)と自信をみせる。

 一方で、22時台には男女40~60代の幅広い視聴層を対象にした内部制作物を中心としたエンタテインメント番組を用意。女優の宮崎美子さんをMCに迎えた本の情報バラエティー番組「宮崎美子のすずらん本屋堂」を新たにスタート。「BS11の本社が、お茶の水、神保町に近いことから、“文化のまちのテレビ局”であることを打ち出してきた。番組タイトルにある“すずらん”は、神保町の“すずらん通り”から命名した」とする。