健康状態の心配されたジョブズ氏だが、今年も元気に基調講演に登場
 米カリフォルニア州サンフランシスコで1月10日開幕したMacworld Expo。11日には、毎年恒例の米アップルコンピュータCEO、スティーブ・ジョブズCEOによる基調講演が開催された。
 
 ジョブズ氏の基調講演では、毎回アップルの新製品がお目見えする。今回のトピックスは、今年第1四半期登場予定の新OS「MacOS X Tiger」、499ドルの激安パソコン「Mac mini」、そしてフラッシュメモリー型携帯音楽プレーヤーの「iPod shuffle」の3つだ。
 
 まずは講演の冒頭で「Tiger」の目玉であるデスクトップ検索機能の「Spotlight」を紹介。この機能は、メールや静止画、文書ファイルにPDFなど、パソコンのハードディスク内にあるコンテンツを瞬時に検索できるのがウリだ。検索結果は、ファイルの種類別に上位5項目ずつを表示する。
 
 Tigerの第2の特徴として発表したのは、動画プレーヤーソフトの新版「QuickTime 7」。新たな対応フォーマットに、次世代光ディスクでも用いられる「H.264」が加わった。ジョブズ氏は、H.264でエンコードした映画「LOVERS」を再生するデモを交えつつ、「Blu-ray DiscとHD DVDのどちらが生き残ろうとも、H.264は今後必須のコーデックだ」とし、H.264が当然の帰趨(すう)であることを強調した。
 
 第3の特徴は、複数のアプリを必要に応じて表示/非表示できる「Dashboard」。リアルタイム株価表示、Yellow Bookの検索、辞書、多言語間の翻訳などツールをデスクトップにいつでも呼び出せる。

製品デモは、ジョブズ氏自ら行った Spotlightの検索結果。ファイルの種類ごとに結果が分類される

Spotlightの検索結果を、静止画のみに絞った画面 Dashboardで使用可能なアプリケーションの一覧。翻訳、計算機、メモ帳、店情報といった、Webサーフィン時などちょっとしたときにあるとうれしい機能を備える

QuickTime 7で、H.264映像を再生するデモ。全画面表示も可能だ

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