ただし、OS自体にはDVDへの書き込み機能や録画したテレビ番組などの動画を編集する機能はない。このうち、DVDへの書き込み機能については、PCメーカーが「PrimeTime」などの書き込みソフトを付加しており、ほとんどのMedia Center搭載PCでDVD作成が可能である。以下に、大手パソコンメーカーが発表したMedia Center搭載PCを紹介する。

●日立:20型ワイド液晶TVをセット「Prius Deck 770G」

日立製作所の「Prius Deck 770G 770G20TVP2」。モニターに20型ワイド液晶TV「Wooo」を採用したのが特徴。2つあるリモコンは左がWooo用、右がMedia Center用

 日立製作所は、ハイエンドデスクトップ「Prius Deck」シリーズの最上位モデルとしてMedia Center搭載モデル「Prius Deck 770G 770G20TVP2」を用意した。モニターとして20型ワイド液晶テレビ「Wooo」を採用。Woooの備える2画面表示機能により、モニターの備えるTVチューナーによるテレビ番組の表示を小画面で行うことが可能である。これにより、Media Centerの機能では行えない、Windows画面上で他のアプリを利用しながら小画面でテレビを視聴することが可能となっている。

 ハードウエアスペックは、CPUに3.0GHzのPentium 4を採用し、250GBのHDD、DVDスーパーマルチ(DVD±R/RW/RAM)ドライブとDVD-ROMドライブを搭載、グラフィックスはNVIDIA GeForce FX Go5200を備える。メモリーは512MB。PC内蔵のハードウエアエンコーダー付きのTV機能には、3次元Y/C分離、ゴーストリデューサーといった高画質機能を備えている。

 Media CenterのUI上でのDVDビデオ作成用に「PrimeTime」を備えるほか、「MyDVD」などのソフトが付属する。予想実売価格は42万円程度、発売開始は10月30日。

●東芝:ハイエンドノート「DynaBook G9」に搭載

唯一のMedia Center搭載ノート「DynaBook G9」

 東芝はハイエンドノート「DynaBook G」シリーズをMedia Center搭載機としてラインアップした。今回同時に発表されたMedia Center搭載機の中では唯一のノートPCである。

 CPUにはモバイルPentium 4-M 2.40 GHzを採用、512MBのメモリー、80GBのHDDを搭載する。グラフィックスはNVIDIA GeForce FX Go 5600。SXGA+(1400×1050ドット)表示対応の15型Clear SuperView液晶を搭載しており、光学ドライブとしてDVDマルチ(DVD-R/RW/RAM)ドライブを備える。TV機能はハードウエアエンコーダーに対応する。IEEE802.11a/bに対応した無線LAN機能、Bluetooth機能も搭載する。

 DVDビデオ作成ソフト「PrimeTime」が付属。このほか、動画編集・DVD作成ソフト「InterVideo WinDVD Creator2 Platinum」や音楽再生ソフト「BeatJam」など、従来機で搭載してきたソフトも付属する。

 Bluetooth接続のワイヤレスヘッドホン「スピーチレコグナイザーSR-1」の付属の有無により2モデルあり、予想実売価格は付属の「G9/X24PDCWTB」が37万5000円程度、付属しない「G9/X24PDCWT」が35万円程度。発売開始は10月29日。