ドイツ建築の“隠れ家”で窓から海峡を眺めつつ読書 国際友好記念図書館

 大陸貿易の拠点として栄えた門司港。往時を彷彿させる建物が点在する一角に、ひときわ目を引く煉瓦の洋館があるが、ここが図書館だと知る人は意外に少ない。

 1902(明治35)年、帝政ロシアによって中国・大連市に建てられたドイツ風建築物を、94年、大連市の友好都市である北九州市で複製した。大連市から御影石5000個、煉瓦4万5000個を輸入。現地の石工も招いて、原型通りの?石ノミ跡?まで再現した、その技の精巧さに思わず見入る。

 図書館は重厚な階段を上がった2、3階部。東アジア関連の蔵書2万冊を有し、専門書から雑誌、漫画まで、ジャンルは実に幅広い。3階の奥まった部分には閲覧スペースがあり、屋根裏で読書をしているよう。読書に疲れたら、海峡を往ゆく船を眺めつつ一休み。“隠れ家気分”を堪能できる図書館だ。

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「門司港レトロ」の中心に位置し、観光の拠点にも。休憩がてらゆっくり過ごすのもいい。

茶と白のコントラスト、煙突や小窓がクラシカル。(画像クリックで拡大)

入り口の絵タイルは19世紀末にヨーロッパで流行したアールヌーボー調を再現。(画像クリックで拡大)

東アジア関連の図書がそろう日本有数の図書館。中でも東洋の名著を集めた『東洋文庫』(平凡社)の所蔵数は群を抜いている。(画像クリックで拡大)

所在地 福岡県北九州市門司区東港町1-12
TEL 093-331-5446
アクセス [電]JR「門司港駅」から徒歩5分
[車]九州道門司港ICから10分、北九州都市高速春日出口から5分
開館時間 9:30~19:00(土曜・日曜・祝日は18:00まで)
休館日 月曜、館内整理日(不定休)、年末年始
URL 北九州市HP http://www.city.kitakyushu.jp/

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