(文=丸尾 弘志)

扶桑プレシジョンのワイヤレス色測定器「PRISMO CYCLOPS(プリズモ サイクロプス)」。小型で持ち運びに適したデザインを採用し、色測定の応用分野を広げた(画像クリックで拡大)

 印刷機器関連や画像処理ソフトウエアを開発する扶桑プレシジョンは、持ち運びや携帯が可能な超小型のワイヤレス色測定器「PRISMO CYCLOPS(プリズモ サイクロプス)」を2010年1月に発売した。

 これまでの色測定器はプリズムを使用して分光する方法で色を測定していたため、サイズが大きく持ち運ぶには不向きな製品が多かった。そのため、日常的に使用するというよりは印刷の現場でのみ使われたり、モニターとプリンターの色合わせをする目的など、限定された用途で使われているにすぎなかった。

 PRISMO CYCLOPSは、プリズムを使用しない独自の方法で色を測定することで高さ140ミリ×幅50ミリ×厚み14ミリのサイズを実現した。デザインは持ち歩くことを意識して、削り出しのアルミニウムと触り心地の良いゴムとを使用して高い質感を実現。測定した色情報はブルートゥースを通じてスマートフォンやパソコンに送ることができ、そこで測定データの表示や保存などを行う。

測定したデータはブルートゥース経由でスマートフォンやパソコンに転送できる(画像クリックで拡大)