今年はニーチェ没から110年。現代にも通ずる彼の思想を堪能できるとあって、ハードカバーで1785円というやや高い部類に入る書籍だが売れ行き好調だ。(画像クリックで拡大)

 哲学というと一般人には敷居が高いという印象があるが、哲学者ニーチェの言葉を集めた『超訳 ニーチェの言葉』(白取春彦著/ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)が書店の総合ランキングで上位を記録している。その火のつき方は速く、1月12日の発売から1カ月足らずで5刷7万部を売り上げる人気ぶりだ。

 同社では以前にスペインの哲学者バルタザール・グラシアンの『賢人の知恵』が20万部を売り上げた実績がある。本書の発刊にあたっては、その本が売れた書店を選び、発売開始時からキャンペーンを展開。すぐに反応があったことから、増刷すると同時にその他の書店にも拡げて展開したという。都市部・地方の地域差はなく、広範囲で売れているという。

 孤高の哲人といわれるニーチェだが、実は熱い言葉を残している。それらの言葉の中から、先行き不透明な時代に生きる現代人のためになるものを選別。よりわかりやすい表現に「超訳」して編集している。

(文/北本祐子)

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