「テン・ミニッツ」630円。147mm×61mm。「チェリー」「メロン」「ソーダ」「リッチブラック」の全4色展開。いずれも付せん330枚入り(画像クリックで拡大)

文具メーカー「カンミ堂」が2009年3月に発売した新タイプの手帳「テン・ミニッツ」が売れている。手帳に直接書き込むのではなく、用事を書き込んだ付せんを張っていくのが特徴だ。手帳は1ページが1日分で、時間の目盛りがある。付せんはその目盛りに合わせて30分、1時間、1時間以上と3種類のサイズと、「時間の変更可能」「不可能」で2色を用意。急なスケジュール変更にも対応でき、1日の流れが一目で把握できるため、混乱から来るプレッシャーがなくなるのが最大のメリットだという。もともとは、同社社員の定時退社のために作った社内専用の時間管理アイテムだった。「難しいと思われている『時間管理』が自然と身に付く」と同社社員に好評だったことから商品化したところ、発売後約2か月で早くも1万5000冊を販売するヒットとなった。発売と同時にテレビなどで取り上げられ、旗艦店である東急ハンズ渋谷店の手帳売り場の一角には早々に専用コーナーが設置された。デモ販売で詳しく説明を聞いた客の約半数が購入するという。「多くの方が限られた時間の中で仕事に追われて、ストレスを抱えているということも追い風になっているのでは」と同社では分析している。(文/桑原恵美子)