「ジャーハン」257円。焼豚、かにの2種がある。(画像クリックで拡大)

食品業界では昨年来、“ごはん食回帰”の動きを受けて「釜飯の素」などご飯周りの商材が好調。そんな中、売り上げを伸ばしているのがユニークな調理法の炊き込みチャーハンの素「ジャーハン」(ヤマモリ、本社:三重県桑名市)。「身近な調理器具である炊飯ジャーで、もっといろいろなごはん料理を楽しんでもらいたい」との思いから商品企画がスタートした。商品を考えたのは、女性社員2人。チャーハンは家庭でのごはんメニューとしては、炊き込みごはん、おにぎり、おすしに続いて4番目に人気がありながら、難易度が高い。同社の調査でも「ごはんがパラパラに仕上がらない」「作るたびに味が違う」「鍋振りに力がいるので大変」など、苦手意識を持つ主婦が多いことがわかった。そこで、炊飯ジャーに具材を入れて炊くだけで簡単においしく作れるチャーハンを試作。難題は、チャーハンに必要不可欠な卵のふっくら感を再現することだった。試行錯誤の結果、炊き上がり後すぐに溶き卵を入れ、炊飯ジャーの保温熱を利用してふっくら固める方法を考案。「いつもある卵だけで簡単に作れる」「炊飯ジャーに直接卵を入れる作り方が面白い」「炊き込みなので、家族分を一度に作る事ができる」「油分を控えられるのでヘルシー」と好評で、2月の発売後、商品の問い合わせが1日20件超える日もあり注目度は抜群。販売数量も予定数量の約120%と好調で、発売3カ月経った現在も販売数量が伸び続けているという。(文/桑原恵美子)