サンクトガーレン社のバーレイワイン「エル・ディアブロ2008」(300ml)1050円。11月20日に横浜高島屋、玉川高島屋などで店舗販売するが、早い時間の完売が予想されている(画像クリックで拡大)

11月20日(木)はボジョレー解禁日。神奈川県の地ビール会社・サンクトガーレンでは、3年前から同じ日に“麦のワイン”と呼ばれる長期熟成型ビール「バーレイワイン(Barley Wine)」を3000本限定で同時解禁している。昨年はネット先行発売でも店頭販売でも、発売日に即日完売するほどの大人気で話題を呼んだ。今年はさらに人気がヒートアップし、店頭販売分2000本は、百貨店や酒販店からの卸売り予約が殺到しほぼ完売。直販分1000本も、ネット予約の受付開始10分で80本が売れる勢いで、解禁日前に完売するのはほぼ確実な状況。今年の完売スピード記録更新は確実と見られている。そもそも「バーレイワイン」とはイギリス発祥の、ワインに対抗して生まれたビールだ。通常ビールの2.5倍の麦芽と6倍のホップを用い、シャンパンのように瓶内で2次発酵させて仕上げる。そのためワイン並の高いアルコールを持ち、ワイン同様に長期熟成する。「栓を開ける瞬間まで熟成が続くため、熟成させる楽しみを求めて購入する方が多いようです。結婚した年の記念に求める方や、毎年多めに購入して、新しいものが発売された時に飲み比べをされる方もいます」(サンクトガーレン広報担当者)。もちろん、買ってすぐ飲んでも美味。出荷の時点で通常のビールの6倍の熟成期間を費やしているため、ビール特有のほろ苦さとともに、ブランデーやシェリーのような熟成香があるという。サンクトガーレン社のバーレイワイン「エル・ディアブロ2008」も数値上、通常のビールの2.5倍の甘さと4倍の苦さがあり、アルコール度数は約10%。“悪魔”の異名を持つ濃厚な味わいだ。
(文/桑原恵美子)