さらりとした食感、噛めば噛むほど甘みが出る

毎年3月末、山崎さんは融雪剤を散布し、雪解けを促している。早い時期に雪が溶かすことで大地が暖まり、微生物が活動し、ひいては秋においしい米を収穫できるのだそうだ。写真提供/山崎直人さん
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 水も空気もきれいな自然環境に加え、農家の努力もあり、おいしい米を収穫できる。

 この地区の積雪量は例年90cmほど。毎年3月末、山崎さんは田んぼに融雪剤をまき、いち早く雪を溶かしている。早い時期に雪を溶かすことで、徐々に地温が上がっていく。地温が上昇するにつれ、土中の微生物の動きが活発になる。

 代かき後、5月中旬からゆめぴりか、ななつぼし、ふっくりんこの順番で田植えをするのだそうだ。

5月中旬、ゆめぴりかの田植えをした後、ななつぼしに続き、ふっくりんこの苗を植える。写真提供/山崎直人さん
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 炊きたてのななつぼしをごちそうになった。

 粘りが少なく、さらりとした食味。けれど噛めば噛むほどじんわりと甘みが出てきて、さらに食べたくなる。このご飯を塩おにぎりにしたらどんな味になるのか。塩鮭も梅干しも海苔も、何も使わなくても、塩だけで十分旨いおにぎりを楽しめそうだ。

 「有機肥料を使っているので、甘い後味の米に仕上がります。新米にはもっとはっきりとした甘みがあります。ぜひ、ななつぼしの新米を味わってください」

 山崎さんは目尻を下げた。

粘りが少なく、甘みを含んでいる。しかもしっとりしていて、あっさりとした食味があり、おかずの味を引き出してくれる
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山崎さんのお米の購入情報
 山崎さんが育てた米を含む、北海道産ななつぼしの新米は「27年度産 北海道米 ななつぼし」の名前で販売している。今回は平成26年産のものを味香り戦略研究所の味覚分析したところ、甘みの強い「ゆめぴりか」と対照的にコクが強いお米であることがわかった。お米らしい味がしっかりと感じられるはずだ。
■5kg3200円(税込み・送料込み)。
■問い合わせ先/ホクレングリーンネットショップ 電話0120-231-044
■ネット通販で購入可能(http://www.hokurengreennetshop.jp/
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(写真・文/中島茂信)