今年も夏の始まりの合図のように、7月2~5日の4日間にわたってパリ郊外のヴィルパント国際見本市会場で、「Japan Expo(ジャパン・エキスポ)」が開催された。フランスではこの時期、既に中学、高校、大学生のバカンスが始まっている。そして彼等が長いバカンスに出る少し前の、ピンポイントの開催である。昨年のデータでは、来場者の75%以上が15歳~25歳であった。

 開催日の前日からフランスには熱波が襲って、開催期間中は毎日40度に近い猛暑。そんな中でも、パリから電車で30分ほどの会場には、フランスのいたるところからやってきたマンガ、ビデオゲームをはじめとする日本カルチャーのファンが、コスプレーヤーを含めて溢れかえり、その熱気は例年以上に感じられた。来場客は4日間で24万5000人を見込んでいた。

熱気に包まれる会場内と中庭。日本に憧れる少女たちが浴衣や制服を着ている風景も
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 ビデオゲームや食品、物品などを展示する日本企業、観光業者などにとってはフランスへのマーケット開拓の場であるこのジャパン・エキスポ。経済産業省、ジェトロなどの支援も厚い。翻ってここへやってくるフランスの若者たちにとっては、日本のカルチャー・フェスティバルという思いが強いことを感じずにはいられない。会場に着く前、電車の中からもそわそわとお祭り騒ぎが始まっているのだから。