マイクロソフトとPCメーカーで対象機種が異なる理由

 多くのメーカーがアップグレードの対象にしているのは2013年春・夏以降のモデルで、Windows 8搭載モデルでさえ一部は対象にならない……。が、ここで勘違いしてはいけないのは、パソコンメーカーが対象としていないモデルでも、Windows 7以降を搭載したパソコンならアップグレードはできるということだ。パソコンメーカーも「Windows 10に対応していない」とは言ってない。あくまでも「動作を確認していない」「サポートはしない」と言ってるだけなのだ。

 マイクロソフトから返ってきた回答を引用すると「Windows 10のアップグレードのプログラムを起動すると、最初に、ご使用のPCにインストールされたソフトウェアやハードウェアなどに互換性等の問題ないかどうかをチェックするプログラムが起動します。そのチェックプログラムでまったく問題が見つからなかったり、問題が見つかってもメーカー提供の最新ドライバの適用等で問題を解消できる場合は、7月29日のアップグレード開始後、早い段階でのアップグレードをおすすめいたします」とのこと。

 つまり、Windows 7以降を搭載したモデルなら、インストールは可能であり、マイクロソフトもインストールについてはサポートするということだ。

 とはいえ、メーカーのサポート対象外の機種をアップグレードするのはやめておいたほうが無難と言える理由もある。パソコンというものは、OSとハードだけの製品として成立するものではなく、買った時点ですでにいろいろなソフトがインストールされていて、ハードウエアを動かしていたりするからだ。

 例えば、サポート対象外の機種をアップグレードすると、ワンタッチボタンを押してもなんの反応もしなくなったり、無線LANに接続する便利な独自のツールが使えなくなったりする可能性がある。サポート対象の機種でさえ、Windows 10にアップグレードしたときに何らかのトラブルに見舞われるリスクを否定できないが、サポート対象外の製品の場合、何がどう動かなくなるかの情報すら出てこない。自分でチャレンジしてみるしかないのだ。さらに、自分がインストールしたソフトや周辺機器の対応状況は自分で調べるしかない。ただし、僕の経験では、よほど古い周辺機器やソフト以外、そんな状況に陥るケースは少ないように思う。

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