プレゼンテーションで使いづらいMacBook

「ノートパソコンを再発明」とうたうMacBookは、言い換えれば「ワイヤレスで使え」ということだ。もちろん、アダプター類を使うことで各種の周辺機器も利用できるが、周辺機器を使いたいなら、MacBook AirなりProなりを選ぶべきだろう。

 将来、周辺機器の接続がワイヤレスになることは間違いなく、MacBookは時期が早過ぎた感があるが、実際に使ってみると、そう困ることはない。そもそもMacBookはセカンドマシンとして使うモデルなので、iPhoneなどを接続する必要はないはずだ。

 困るのは、プレゼンテーションで使いづらいこと。プロジェクターとの接続が標準でワイヤレスになる日は、あと10年は来ないと断言できる。逆に、プレゼンにテレビを利用する企業も増えており、HDMI端子がマストになりつつある。

 Surface Pro 3は、「これさえあれば何もいらない」とうたっている。とりあえず通常サイズのUSB端子が1基あるので、USBメモリーの接続で困ることはないが、プロジェクターとの接続は、こちらも弱点だ。Mini DisplayPortは、そのままではまず使い道がなく、アダプターが必須になる。せめてHDMI端子を付けてほしかった。

 というわけで、Surface Pro 3もやっぱりメインマシンには向かない。拡張性はどちらも残念で、比べればSurface Pro 3が勝っているという程度だ。

 次回は、マシン性能や液晶、入力性を比べつつ、結論を出したい。

【ポイント3】 拡張性で優れているのは?
【結論3】 そもそも拡張性を期待するべき製品ではないが、比べるならSurface Pro 3だ
Surface Pro 3には、通常サイズのUSBが1基ある。また、microSDカードも増設できる
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ワイヤレス接続を前提にしているMacBookは、すがすがしいくらい何のコネクターもない
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著者

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『ここで差がつく! 仕事がデキる人の最速パソコン仕事術』(インプレス)がある。
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